アルミ筐体のApple新型iMacは本当に薄くなったのか?

噂されていた新しい「アルミ筐体のiMac」がアップルから発表になりましたね。ノートは既に白+透明の筐体から、アルミの筐体になっていたので、アップルの製品デザインがそういう方向に向かっているのかな、と思いました。

で、記事を見ていると「さらに薄くなった」というようなものが多い。

でもなんかそんなに薄くなったように見えないんですけど。横から見た写真がこれ。

new imac side view

図1. 新型アルミ筐体iMac

カタログ値で旧タイプと厚さの比較ができないかと思ったんだけど、カタログにはスタンドも含めた奥行きしかのっていないので比較不可能でした。しょうがないので、上のDigitalFreakの記事にのっていた新旧iMacの横からの比較図で検証してみましょう。これがその図。

new iMac and old iMac

図2. 新旧iMacの横からの比較図

これはひどい。なんかインチキダイエットプログラムのbefore-after写真みたいな ^^;; 新型の方は背面が黒だから、側面の銀色の部分だけが強調されて薄く見える。背景も黒いからますます銀色の部分だけが目に入る。右の旧iMacのほうは真っ白にぬられて背面と側面の境目もわからないようになってる。あざとすぎー。まあ筐体の一部の色を変えたり、段をつけたりして「ここはみないでー、なかったことにしてー」っていうのは、コンピューターに限らず、一般によくあるデザイン手法です。でもさー、こんな図で比較になるかっ! というわけで、重ねてみた。縮尺があってるかどうかはわからないからあくまで参考ですが。

a bit thinner?

図3. 重ねてみた

40%はうすくないけど、多少は薄いみたいなかんじですね。なるほど。でもさー、まえのiMac持ってるひとならみんな知ってると思うけど、旧iMacを横から見るとこういうかんじ。

side view of old iMac

図4. 旧iMac

見た目をカッコよくするために、白いプラスチックの上に透明な層がかぶさっています。この透明な層がけっこう厚いんです。見た目だけのために厚くなってる! 薄くなったぶんの半分ぐらいはこの透明な層の分でしょう。ようするに「薄くなった」のは、ガワが薄くなったから。まあそれもそのはずで、中の構造をみると、

old iMac

図5. 旧iMac (intel)

new iMac

図6. 新iMac (Intel aluminium)

ほとんど変わっていません。じつはこれiSightがついたG5のiMacからほとんど変わっていない。ナカミがかわってないんだから、劇的に薄くなる訳もないと言うわけです。熱処理の問題と、ハードディスクをなんとかすれば、おそらくもっと薄くすることは可能でしょうが、価格に跳ね返ってくると思います。iMacは安いからね。まあ「薄く」なることがイイコトかどうかはよくわからんし ^^;

というわけで、iMacは「薄い」のは事実。でもまえのモデルも薄い。Appleのサイトには「薄い」とあるだけで「より薄くなった」ことはあまり強調していない。英語の記事もざっとみてみたが、「まえのiMacよりうすくなった」というようなものはあまりなかった。単に「Thin」とあるだけ。参考文献に挙げたジョブスのムービーを見てみると、ひとこと「even thinner」みたいなことを言っているだけ。「より薄くなった」と書く人は「まえのモデルから変化することがいいこと」みたいな思い込みがあるんだろうか?

参考文献

  1. Apple Special Event August 2007 (スティーブジョブスのプレゼン)
  2. kodawarisan
  3. 「Intel iMac」を分解する(TechOn)

日本人に関するジョーク

小ネタです。

ガイジンA「知ってる? 日本人って女だけなんだぜ」
ニホンジンB「えっ、なんで? 男は?」
ガイジンA「男には足の間にもう1本ちいさい足があるでしょ、だから男は三本人!」
ニホンジンB「…」

タイへ旅行

数日間、タイに行っていました。

sheraton grande sukhumvid

シェラトングランデスクンビットのプール

天気がよくてプールサイドで気持ちよかったのははじめの2日だけで、あとは曇りときどき雨でした。
もう寒くてプールにいられない。まあ雨期だからね。しょうがない。

LAT NAH

ラーナー

まずは食事系から。ホテルのプールサイドでメシ。とろみのついた汁にシート状の麺をおおまかに切ったようなのがはいっている「ラーナー」。味はケモノ系のダシと醤油と胡椒で、辛くないです。

laap moo+

ラープ・ムー

ホテルのそばの食堂で食べた「ラープ」。豚=ムーなので、ラープムーです。からくてうまい。イサーン料理の定番。バンコクの食堂で食べたにしてはうまかったです。あんまりからくしてなかったね。

what is it?

野菜炒めオイスターソースとにんにく味

おなじくホテルのそばの食堂で食べたなんか野菜の炒め物。オイスターソース味。オイスターソースの炒め物はからくないのがふつうです。スジばってなくて、サクサクした食感でうまかった。なんだっけなあ、この野菜。だれかおしえて ^^;

dachou

ダチョウ

次は動物系。「サムットプラカン・クロコダイル・ファーム・アンド・ズー」という、アソークの交差点付近からタクシーで200バーツ程度でいける、バンコクから南のほうにあるB級観光地にいたダチョウ。ひとみが大きくて、人間みたいでした。なんか考えてそうな顔。近づいて写真をとろうとしたらカメラをつつかれた。

may i peck you a bit?

ちょっとつつかせてー

人間より背が高くて、上からけっこうガッとくるのでコワイ! きっすはやさしくしってねー ^^;

kaba!

カバ

カバ。エサを買ってあげられる。バナナひとふさ20バーツ。ひとが近づくと、あーんと口を開けて待つカバ。カバはいつ見ても面白い顔で、とても他人とはおもえない!

DSCF5406.JPG

おまけ:筆者

italian tourists

イタリア人観光客(たぶん)

というわけで次は人物。この団体はたぶんイタリア人のツアー客。なんでイタリア人だと思ったかと言うと、ガイドがイタリア語でしゃべってたから。以前酒場でドイツ人のオヤジに「日本人はなんでいつもグループで行動するんだ、おかしいだろ、キモイ」とかって絡まれたことがあるんですが、観光客はドイツ人もイタリア人も中国人もグループのやつがおおいです! ドイツ人なんかバスでパリに観光ツアーとかするくせにー。しかもドイツから硬いパンのお弁当持参で。知らんと思ったら大間違いだ。で、この場所はバンコクでいちばん古い寺であり、またマッサージで有名なワットポーにある「ポーの木」=菩提樹。ワットポーの名前もこの木に由来している。この木はインドから釈迦がその下で悟りを開いた菩提樹の子孫をもらってきてうえたもの。とガイドが説明しているのをうしろからきいた ^^;

highschool kids(?)

タイの女子高生

タイの女子高生。日本の女子高生と違ってかなりダサイ格好を強いられている。髪型もコノヒトタチはまだましだけど、下手するとワカメちゃんみたいなおかっぱになってます。靴は必ず黒くて丸い先端の、日本だと七五三で女の子が履いていそうな靴。

in uniform

タイの女子大生

その反動で、大学生になるとこんなになってしまう。あまりにもサイズがピチピチでエッチすぎるというので、最近問題になっています。これぐらいのピチピチぶりは今やふつうっぽいですが、スカートがここまでローライズなのはちょっと珍しい。ちなみに1年生はこういうサンダルじゃなくて、スニーカーを履かないと、コワイ上級生のおねいさまがたにシメられちゃいます。

もしかしたらつづく…

fastladderのkeyboard shortcutについて

光速を超えたアグリゲータFastladderですが、マウスじゃなくて、キーボードショートカットをつかって操作するとさらにスピードアップらしい。参考文献[1]。これはFastladderじゃなくてlivedoor Readerの記事だけど、たぶんおなじ。キーボード操作だとかってに先読みしてくれるんだって。へー。これは使わない手はないですよね。

そのキーボードショートカットですが、右ペインの左上に念入りに「?」マークがついたアイコンをふたつもつけたリンクがあって、それをクリックすると画面下にショートカット一覧が出てきます。「compact」だと次の6つが表示されます。

Next feed: s
Previous feed: a

Next item: j
Previous item: k

Pin: p
Open pinned items: o

じゃー、これだけおぼえればいいのかなー、というと、それがそうでもない。s/aでフィードを移動すると、新規(未読)記事のないフィードにも移動してしまうのだ。うぜっ!

どうすればいいのかというとだ、ショートカット一覧が出ているところの下の端に出ている「More…」というリンクを押してみると、もっとたくさん出てきます。しかしところでこの「More…」の「…」は使い方間違ってるだろ。ここには「…」はいらんぞ。

で、ショートカットキーがいっぱい出てくるけど、いちばん重要なのはこれだ。

Move to the top of unread feed: w

というわけで、「w」キーでフィードのリストの一番上から順番に、未読記事があるフィードを表示しながら、「j」/「k」キーで記事の間を行き来して、ときどき長い記事で1画面に収まらないときは、「Space」キーでスクロールするのがいいですね。これマチガイナイ。おためしあれ!

参考文献

  1. livedoor Readerパーフェクトガイド, livedoorディレクターBlog, 2007

bloggerにadsenseコードを張る

このブログにもアドセンスのコードを張ってみました。普通にHTMLのコードをテンプレートの中に貼付ければいいのですが、今回は個別記事の最後、コメントの前に表示したい。普通のところに(?)いれるだけなら、テンプレートのページ要素で新しい要素を付け加えればいいんだけど。

個別の記事のページかどうかの判定文は<b:if cond=’data:blog.pageType == “item”‘>と</b:if>らしいです。このなかにadsenseのコードを書けば良い。場所はブログポストの直後です。テンプレート中でブログのポストの本文を表すタグは<data:post.body/>のようです。これのあとぐらいにいれればよろしい。このあたりはつかってるテンプレートごとにちがうので各自検索してー。

あともうひとつ注意点。blogger betaになったあと、テンプレート中のコメントが削除されるようになったようです。ですから、アドセンスのコード中の<と>は&lt;と&gt;と書かなくちゃいけません。これを知らなくて、5分ぐらい深刻に悩みました ^^; あいやていうか、まえにもしたはずなんだけどね…すっかり忘れてたのでここにメモしておきます。

ちなみにこの広告の背景色はいま流行りのFFF9DDです。ふふふ。

参考文献

  1. AdSense 広告をつけよう, クリボウのBlogger入門, 2006

bloggerで「Links to this post」(バックリンク)を表示する

突然ですが、bloggerにはブログでよくある「トラックバック」の仕組みがありません。そのかわり、「バックリンク」という仕組みが装備されています。詳しくは参考文献[1]が詳しいです。「バックリンク」とは、簡単に言うと、そのエントリにむけて張られたリンクの一覧を表示する仕組みです。この仕組みが働くためには、リンクするほう、されるほうの両方がWeblogs.comへ Pingをうたなくてはいけません。BloggerのデフォルトではPingを打つようになっています。グーグルさんはWeblogs.comへのPingを調べてBlog Searchにデータをインデックスして、リンクが張られていることを把握するみたいです。事実上Bloggerだけなのかなー、とおもったけど、けっこういろいろなサイトが表示されていますね。Weblogs.comっていうのは、よく使われているもの? なの?

参考文献[2]をみると、記事の最後に「Links to this post」というリンクがあって、記事個別のページにとべるようになっています。そこにはその記事へのリンクをつけているサイトの一覧が出ていますね。たとえばKirkland does the Ranger Relayという記事の最後など(図1)。

linkstothispost.png

図1. The Official Google Blogの「Link to this post」

気がついたら、このブログにはそのフィールドが表示されていないようだったので、表示されるように設定を変えてみました。やり方は以下の通り。

まず「更新ping」を打つように設定。これはわたしのところでは「はい」になっていました。「設定」タブの「公開中」で「更新の通知を送信」を「はい」にします。

ping.png

図2. 「更新ping」を打つ設定

つぎに記事の個別のページで「Links to this post」を表示するための設定。これがオフになっていました。「設定」タブの「コメント」で、「バックリンク」を「表示」にします。

backlink-blogger.png

図3. 個別記事で「バックリンク」を表示する設定

これだけだと、記事ごとのページに、そこへのリンクを張っているページ一覧がでますが、記事の一覧のページ(トップページなど)のところでは出てきません。これは別の設定があります。

「テンプレート」タブの「ページ要素」で、「Blog Posts」の「編集」を押します。

template.png

図4. テンプレートで「編集」

すると図5のようなウインドウがあらわれるので、「この投稿へのリンク」というのにチェックを入れます。するとしたのレイアウトのプレビューのところにその項目があらわれます。これはマウスでつかんで順番を変更可能です。

linkstothispost-sum.png

図5. サマリーページで「バックリンク」を表示する設定

というわけで、無事バックリンクが表示されるようになりましたー。もし、このブログにむけて作られたバックリンクがあれば、だけど! ^^;

….と思ったら、サマリーページで「Links to this post」というリンクが表示されていないっぽい。使っているテンプレートは「minima lefty」なのですが、このテンプレートのHTMLをみてみたらどうもそれを表示するためのコードが入ってないような…ふつうのminimaには入っているんだけどねえ。めんどうなのでこれでいいことにしよう ^^; 気が向いたらテンプレート直すかも。でもねえ、bloggerのテンプレートって、汚いんだよねえ…みるのもいやー ^^;

参考文献

  1. トラックバック, クリボウのBlogger入門, 2006
  2. the official Google blog
  3. Weblogs.com

yetibot@naver.com対策

先日robots.txtを試してみたYetiさんですが、結果から先に書きますと、まったくダメでした。理由は(1)Crawl-delayはまったくみていないみたいで、クロールの間隔はまったく変わらず (2) cssを読みにくるひとは”Yeti”ではないので、robots.txtは関係ないみたい、ということでぜんぜんダメ。

というわけでなにかちがうことを考えないといけないのですが、そのまえにまず現状を確認しておきましょう。例えば昨日のアクセスパターンは次のようなかんじ。


....
61.247.217.33 [30/Jul/2007:03:02:06 /tags/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%82%B9
61.247.196.54 [30/Jul/2007:03:02:17 /css/stdstyle.css
61.247.217.37 [30/Jul/2007:03:02:31 /words/dead/rock
61.247.196.35 [30/Jul/2007:03:02:41 /css/stdstyle.css
61.247.196.26 [30/Jul/2007:03:02:54 /css/stdstyle.css
61.247.217.37 [30/Jul/2007:03:02:56 /tags/geena
61.247.196.54 [30/Jul/2007:03:03:12 /css/stdstyle.css
61.247.217.36 [30/Jul/2007:03:03:23 /words/dead/girls
61.247.196.39 [30/Jul/2007:03:03:38 /css/stdstyle.css
61.247.217.33 [30/Jul/2007:03:03:59 /words/%E3%83%91%E3%83%83%E3%82%BD/cm
61.247.196.37 [30/Jul/2007:03:03:59 /css/stdstyle.css
61.247.217.35 [30/Jul/2007:03:04:48 /words/youtube/%E3%83%93%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA
61.247.217.37 [30/Jul/2007:03:04:49 /words/%E3%83%91%E3%83%83%E3%82%BD/%E4%B8%AD%E5%8F%A4%E8%BB%8A
61.247.196.40 [30/Jul/2007:03:04:50 /css/stdstyle.css
61.247.196.54 [30/Jul/2007:03:04:54 /css/stdstyle.css
61.247.217.35 [30/Jul/2007:03:05:01 /words/yahoo!/japan
...(以下略)...

7/30 午前3時から7/31午前3時までの24時間で受けた全リクエスト10796中、6804がYetiさんです。占有率63%。1分あたり4.7リクエスト。本体とcssとを組にして読んでいきますから1分あたり2.36リクエストx2ということですね。baiduさんですら2分に1回なのにねえ…よみすぎー。

というわけでまず、cssを禁止にしちゃう。Naverからcssを読みにきているIPアドレスの一覧は以下の通り。


  65 61.247.196.11
  82 61.247.196.13
  86 61.247.196.14
  59 61.247.196.15
 107 61.247.196.17
  84 61.247.196.18
  90 61.247.196.19
 100 61.247.196.20
  87 61.247.196.21
  63 61.247.196.24
  92 61.247.196.25
  82 61.247.196.26
 111 61.247.196.27
 105 61.247.196.28
  42 61.247.196.29
  72 61.247.196.30
  89 61.247.196.31
 100 61.247.196.32
 113 61.247.196.33
 112 61.247.196.35
  84 61.247.196.36
  78 61.247.196.37
  64 61.247.196.38
 100 61.247.196.39
  56 61.247.196.40
 105 61.247.196.43
  90 61.247.196.44
 118 61.247.196.46
  69 61.247.196.47
  97 61.247.196.48
  96 61.247.196.49
  98 61.247.196.50
  80 61.247.196.51
  81 61.247.196.53
  56 61.247.196.54
  83 61.247.196.55
  55 61.247.196.56
 107 61.247.196.57
  97 61.247.196.58
  74 61.247.196.59

おおすぎー ^^;; 先頭の数字は昨日1日ぶんのアクセス回数です。ぱっと見、61.247.196.*からの
ようですからそのように指定しても
いいですが、それだとNaverが使うIPアドレスをぜんぶ網羅できていないかもしれませんね。ここはひとつ、IPアドレスの割当をちゃんと調べてみましょう。whois してみます。


% whois 61.247.196.58
...(中略)...
inetnum:      61.247.192.0 - 61.247.223.255
netname:      NHN-NET
descr:        NHN
country:      KR
...(以下略)...

NHNっていうのは、Naverを運営している会社の名前です。61.247.192.0 – 61.247.223.255の範囲がNHNに
割り当てられていることになっていますね。念のため、参考文献[1]をみてみます。ここでは国別の割り当てIPアドレスリストがぜんぶみられます。便利ですね。韓国のリストを見ると、上記に該当するのは「61.247.192.0/19」これですね。これをまるごとNHNがもらってつかってるみたい。ですから、
css/.htaccessに次のように書きます。


order allow,deny
allow from all
deny from 61.247.192.0/19

さらに本体のアクセスも制限しちゃう。本体にアクセスに来ているのは以下のIPアドレス。


 717 61.247.217.33
 673 61.247.217.34
 637 61.247.217.35
 663 61.247.217.36
 685 61.247.217.37

同じように、先頭の数字は昨日1日のアクセス回数です。こっちはぜんぶ禁止にするのは
つまらないので(?)、5兄弟の4人だけ禁止にしちゃう。/ の .htaccessにこう書いておく。


# reject naver kids
order allow,deny
allow from all
deny from 61.247.217.33
deny from 61.247.217.34
deny from 61.247.217.35
deny from 61.247.217.36

これで有効なページ読み出し回数が1/10になるはず。ただアクセスそのものがなくなるわけじゃなくて、
アクセスに対して403(Forbidden)が返却されるようになるだけなので、Yetiさんが気にせず読みに
きまくったらログ上はうざいことには変わりないですね。ただ、
例のサイトはアクセスされたページをDBにキャッシングして
いるので、あまりガンガンアクセスにこられてもこまっちゃう。あんまりアクセスがないのも困るけど。
その点からは1/10ぐらいで丁度いいかも ^^;

参考文献

  1. Blackholes.us

そうめんの研究: 半田そうめんは太くてうまいぞ

梅雨もあけてすっかり夏ですね。夏にはそうめんがうまいです。いつもは地元岡山のそうめんか、小豆島のそうめんを食べているんですが、ことしは友人に「半田そうめん」というのを教えてもらいました。これがその半田そうめん。「竹田製粉製麺工場」というところのものです。

handa tenobe soumen

写真1. 半田手のべそうめん

徳島県美馬郡つるぎ町(旧半田町、つるぎ町は一宇村・貞光町・半田町が合併して平成17年3月1日発足)で作られているもので、200年の伝統を誇る。そうです。これがそうめんとは思えないほど太い。食べているとうどんかと思うぐらいです。そして、しかし、かなりうまいんです。というわけで、いったいどれぐらい太いのかほかのそうめんやひやむぎとくらべて調べてみることにしました。

今回買ってきたうどんとひやむぎとそうめんたち。いろいろな産地、いろいろな生産者のものが売られいていましたが、今回は地元岡山の業者をリスペクトして「かも川」のものを中心に買ってきました。左から、かも川手延うどん、かも川手延細うどん、かも川手延ひやむぎ、かも川手延そうめん、小豆島の「島の光」手延素麺、それから半田手のべそうめんです。

udon hiyamugi soumen

写真2. うどん、ひやむぎ、そうめん

さっそく1ぽんづつとりだして、ならべてみました。ついでにノギスで太さを計測。断面が円形ではないので、長いところと短いところを測ってみました。ついでに長さも物差しで計測。ならび順は上のパッケージの写真とおなじです。

うどん比較

写真3. めんの太さ比較(数字はめんの断面の太さ(mm)とめんのながさ(cm))

こうして見ると、半田そうめんは、かも川のひやむぎと同じぐらいですね。一体どうなってるんでしょうか。現在の日本農林規格によると、機械製麺のばあい、そうめんは断面の直径が1.3mm未満、ひやむぎは1.3〜1.7mm未満、うどんが1.7mm以上、という区別になっているそうです。機械ではなく「手延べ」の場合は、1.7mm以上が「手延べうどん」、1.7mm未満は「手延べそうめん」または「手延べひやむぎ」となっており、手延べにかぎっていえばそうめんとひやむぎに区別はないことになります(参考文献[1])。

しかしこの規格が制定されるにあたっては紆余曲折があり、参考文献[1]に「2004年に手延べそうめん類の日本農林規格及び品質表示基準が廃止され、新たに手延べ干しめん日本農林規格(特定JAS)が制定されました。品質表示基準は従来の機械麺の乾めん類品質表示基準に統括されました」とある通り、2004年に手延べそうめんに関する規格が改訂されています。規格が改訂されるにあたって、2002年ごろに農林水産省から、「新規格では半田手のべそうめんは『半田ひやむぎ』になる予定です」という話が旧半田町にあったそうです(参考文献[2])。ポイントはふたつあって、まずは太さ。旧規格は今の機械製麺のとおなじでそうめんは1.3mm以下となっていたため、新規格でもそれを踏襲しようとしていたようです。半田そうめんは1.3mmよりふとい! そうめんじゃなくてひやむぎになる! 半田そうめんピンチ! それからもうひとつは「手のべ」の表記。旧規格では、小麦粉を練ってよりをかけて引き延ばし、熟成したものを「手延べ」としていたのだが、新規格の改正案では「小引き」と「庭干し」と呼ばれる部分が手作業でないと「手延べ」と呼べないことになっていた。「小引き」というのは「よりをかけて引き延ばす」行程。いまではこの行程でほとんどの業者が機械の補助を使っているため、このまま改正されると「手延べ」とはいえなくなってしまう。ピンチ!

しかし伝統的な「手延べ」を守るために作られる規格のせいで、伝統的に「手延べそうめん」と名乗っていた半田手のべそうめんが名前を変えざるを得なくなるとすれば、かなりおかしなことだといえましょう。そんなわけで、「手延べ」に関しては太さは1.7mm以下であればそうめんとも、ひやむぎとも名乗ってよいことになったので、半田そうめんもどうどうとそうめんを名乗れることになったのです。よかった。パチパチ。

ほっとしたところで、さっそく、たべくらべてみた。「半田そうめん」は、こしがあり、うどんのようなかんじです。うまいね。ほかの「そうめん」はぜんぜんちがうので、半田そうめんと太さが似ている「かも川ひやむぎ」をたべてみます。これも、やはりおなじようにいい感じのこしがあります。しかしかなり食感が半田そうめんとは違う。むしろ「かも川細うどん」のほうが半田そうめんと似た印象をうけました。半田そうめんをたべた第一印象の「うどんのようなかんじ」はまちがっていない。なぜだろう、とモグモグしながら考えたのだが、どうも、太さとめんの長さにひみつがありそうだ。

「かも川細うどん」と「ひやむぎ」、「半田そうめん」のめんの断面の短い直径のほうは約1.4mmでほぼ同じです。長いほうの直径と、めんの長さの比をとってみると、

  • かも川細うどん: 250/2.25= 111
  • かも川ひやむぎ: 250/1.55= 161
  • 半田そうめん: 180/1.70= 105

「半田そうめん」と「かも川細うどん」の数値が似ています。おそらくこれが食感に影響し、似たような雰囲気を醸し出しているのではないだろうか。今回は時間がなくて実施できなかったが、この仮説を検証するために、「かも川ひやむぎ」の長さを18cmていどに切ってゆでてみるという実験をする必要がある。

しかし、私の実家は愛知県なのですが、こどものころ食べたひやむぎは、こんなにこしがなかった気がする。このあたり(西日本)のそうめん(とひやむぎ)はうまいなあ。今度実家に帰ったら愛知県のひやむぎも比較してみることにしよう。

なお、「竹田製粉製麺工場」のそうめんは通販可能です。webで通販しているところもありますが、友人曰く、直接注文するのがいちばんお得、とのこと。Webサイトは無いようなので、電話して注文してください。竹田製粉製麺工場 電話:0883-64-2020。

参考文献

  1. そうめんとひやむぎ事情
  2. おはようとくしま 「そうめん」か「ひやむぎ」から どうなる半田手延べそうめん,四国放送,2002

yetibotの再来

先日の記事を書いてrobots.txtを設定したあと、ぱったりこなくなっていたyetibot@naver.comさんですが、robots.txtの制限を外しておいたかいあって(?)、25日の朝9時頃から活動を再開したようです。例のサイトへのアクセスが25日の朝9時から26日の朝3時までで4247アクセスでした。そのうち約半数の2125アクセスがcssファイルです。例によって。

今回はいろいろ実験してみたいので、素直にはじくのはやめて、robots.txtに次のように書いてみました。


User-agent: Yeti
Disallow: /css/
Disallow: /img/
Crawl-delay: 180

User-agent: Baidu
Disallow: /css/
Disallow: /img/
Crawl-delay: 180

User-agent: *
Disallow:

Crawl-delayはA Standard for Robot Exclusionには含まれていないようですが、ask.comやYahoo!のボットはサポートしているようです。参考文献[2]によるとYetiさんはCrawl-delayを理解できないようですが、まあいちおうわたしも試してみたいので、書いてみました。あとはcssを毎回(!)読みにきてうるさいので、これも禁止に。イメージファイルは読みにきてはいないけど、念のため。

ついでに(?)Baiduさんも指定してみた。現在のところ、Baiduspiderさんはコンスタントに2分に1アクセス、1時間に30回x24時間=720アクセス程度の「良識的」アクセスです。とりあえず間隔を3分にしてもらえるかどうかテストのため加えてみました。

さあどうなるかなー?

参考文献

  1. A Standard for Robot Exclusion, robotstxt.org
  2. 噂のBaiduとNaverのクローラはwikiがお好き, blog@browncat.org, 2007

NHKスペシャル「グーグル革命の衝撃」にでてくるお兄さんはだれ?

今年の1月にNHKスペシャルで「グーグル革命の衝撃」という番組を放送していました。わたしは録画してみたのですが、まあなんというか、番組自体はNHKっぽい予断あふれる無難な構成で、あまり面白くありませんでした。

その中で、大学を出たけど就職活動もしないでアドセンスからの収入でくらしているというお兄さんが出てきます。「今月送られてきた小切手さ」といって$7500ぐらいの小切手をみせてくれます。これをきゅうに思い出して、どういうひとで何のサイトなのかなー、としりたくなったのでちょっと調べてみた。画面で見た感じでは携帯電話のサイトみたいだったけど。

で、お兄さんのジョナサンゲールズさんのページ。えらく簡素ですが、Aboutをみると、携帯電話のサイトはMobile Trackerというやつみたい。もっとカタログチックなサイトかと思ったら、そうでもなくてブログみたいな感じですね。alexaのトラフィックランクで70,000位ぐらい。あと、アドセンスがついていそうなサイトはMac MercというMacのサイトで、トラフィックランク17万位。これぐらいみたいだけど、これでアドセンスの広告料月7500ドル? うーん。

参考文献

  1. Mobile Tracker
  2. Jonathan Gales