さくらのレンタルサーバーのRuby on Railsを高速化する方法

以前、さくらのレンタルサーバーにRuby on Railsをインストール、動作を確認し、実際に簡単なアプリケーションをうごかしてみました。

  1. さくらにRailsをインストールする方法
  2. その動作確認
  3. サンプルアプリケーション

しかし、これがどうにも遅い! 通常はApacheに加えてfastCGI等を利用して起動の高速化をはかるのですが、さくらの共用サーバーでは利用できません(参考文献[1])。ただのCGIで動かした場合にどれぐらい遅いかというと、参考文献[2]をごらんください。普通の(?)方法でうごかすのと比較すると、ただのCGIはざっと100倍ぐらい遅い。ひどい!

というわけで、多少でもはやくならんもんかと思い色々と試してみました。速度の測定にはhttperfを使ってみました[3]。Mac OS X の場合はMacPortsで簡単にインストール可能です。ほかのプラットフォームでもいろいろあると思いますが、割愛します。

まずは、RailsもRubyも関係ない、静的ファイルの場合を測定してみます。ファイルの内容はあとで出てくるRailsのものとおなじです。

% httperf --server=narak.sakura.ne.jp --port=80 --uri=/test.html --num-conns=100 --num-calls=1
httperf --client=0/1 --server=narak.sakura.ne.jp --port=80 --uri=/test.html --send-buffer=4096
  --recv-buffer=16384 --num-conns=100 --num-calls=1
httperf: warning: open file limit > FD_SETSIZE; limiting max. # of open files to FD_SETSIZE
Maximum connect burst length: 1

Total: connections 100 requests 100 replies 100 test-duration 8.095 s

Connection rate: 12.4 conn/s (80.9 ms/conn, <=1 concurrent connections)
Connection time [ms]: min 77.5 avg 80.9 max 88.4 median 80.5 stddev 2.2
Connection time [ms]: connect 27.0
Connection length [replies/conn]: 1.000

Request rate: 12.4 req/s (80.9 ms/req)
Request size [B]: 78.0

Reply rate [replies/s]: min 12.2 avg 12.2 max 12.2 stddev 0.0 (1 samples)
Reply time [ms]: response 27.3 transfer 26.6
Reply size [B]: header 231.0 content 5512.0 footer 0.0 (total 5743.0)
Reply status: 1xx=0 2xx=100 3xx=0 4xx=0 5xx=0

CPU time [s]: user 1.83 system 6.17 (user 22.7% system 76.2% total 98.9%)
Net I/O: 70.2 KB/s (0.6*10^6 bps)

Errors: total 0 client-timo 0 socket-timo 0 connrefused 0 connreset 0
Errors: fd-unavail 0 addrunavail 0 ftab-full 0 other 0

httperfは指定のサイトの指定のページにある回数アクセスして、速度を測定します。今回は100回にしてみました。結果が色々出てますが、とりあえず

Request rate: 12.4 req/s (80.9 ms/req)

ここだけみることにします。これは1リクエストあたり80.9msかかり、1秒間に12.4リクエストの処理が可能ということです。Railsの処理時間をいくらみじかくしても、これより速くなることはないという値です。

ではつぎに、サンプルのtodoリストの速度を測定してみます。

Request rate: 0.5 req/s (1851.1 ms/req)

うーん、100倍は遅くありませんが、静的ファイルの場合と比較すると25倍ぐらい遅いですね。これをベースに、どれぐらい高速化できるか検討します。

まずは実行環境です。実は上記todoリストはdevelopment環境で稼働していました。これをproduction環境に変更します。production環境の方が速い。らしいです。変更の仕方は、

  1. config/database.ymlでproduction環境にもデータベースの設定を書く。
  2. config/environment.rb で「ENV['RAILS_ENV'] ||= 'production'」の行のコメントを外す。

です。これでプロダクション環境になります。ではさっそく、速度を測ってみよう!

Request rate: 0.6 req/s (1675.0 ms/req)

ビミョーに速くなりました!

さらに、今回の例はセッションを使っていないので、セッションを無効にしてみます。無効にする方法はapp/controllers/application.rbを下記のように変更します。

class ApplicationController < ActionController::Base
  # Pick a unique cookie name to distinguish our session data from others'
  # session :session_key => '_Todo_session_id'
  session :disabled => true
end

このときの速度は下記の通り。

Request rate: 0.6 req/s (1752.7 ms/req)

うーん、あまりはやくならない。ていうかむしろすこし遅くなったような。セッションはDBに保存するので、DBが遅い場合はセッションを無効にすると劇的に改善することがあるようです。しかし、さくらのようにデータベースがMySQLで別のサーバになっている場合は効果があまりない。残念。

気を取り直して今回の最後の手段。必要のないモジュールをロードしないようにします。具体的には、config/environment.rbの下記の行のコメントアウトをとります(行頭の#を削除して行を有効にします)。

  # Skip frameworks you're not going to use (only works if using vendor/rails)
  config.frameworks -= [ :action_web_service, :action_mailer ]

このときの速度は下記の通り。

Request rate: 0.9 req/s (1103.7 ms/req)

おおっ、だいぶはやくなった! 静的ファイルと比較して25倍から13倍によくなりました! というわけでみなさんもお試しあれ。焼石に水という気もしますが...

参考文献

  1. Movable Type 3.34 アップグレード, blog kazuking, 2007
  2. 優しいRailsの育て方, 2006
  3. Welcome to the httperf homepage, HP Labs, 2005

Mac OS X 10.4.x でごみ箱にファイルを移動すると「すぐに削除されます」となってしまいます

Mac OS X 10.4.x (Tiger)でごみ箱にファイルを移動すると、通常はごみ箱のなかにファイルが移動し、削除は任意のタイミングでユーザーが実行できるようになっています。ところが、なんらかのきっかけで、ファイルをごみ箱に移動した時点で「項目”なんとか”はすぐに削除されます」となり、ごみ箱に入らずに削除されるようになってしまうことがあります。また、10.5.x (Leopard)では、ごみ箱にファイルを移動するたびにパスワードの入力を求められるようになることがあります。双方とも、原因は「ごみ箱」フォルダーのオーナーが変更されてしまっていることです。直し方は次の通り。

「ごみ箱」の実体は ~/.Trash です。正しいowner/groupはユーザーのものです。これだけでわかるひとは自分で直して! わからないひとは次のようにしよう!

まず「~/.Trash」のオーナーを見てみましょう。「ターミナル」を起動します。「ターミナル」は「Applications」→「ユーティリティ」のなかにあります。起動できたら次のように入力。

% ls -ld ~/.Trash
drwx------  67 root  iwa  2278 11 16 16:32 /Users/iwa/.Trash/

ここでは「iwa」がユーザー名です。root iwa となっているところが正しくは iwa iwa となっていなくてはいけません。次のように入力して修正します。

% chown -R iwa ~/.Trash

できたらもう一度、「~/.Trash」を確認してみましょう。

% ls -ld ~/.Trash
drwx------  67 iwa  iwa  2278 11 16 16:32 /Users/iwa/.Trash/

これでなおりました! パチパチ! この現象、ATOKが入ってるとなることがあるみたいです。要注意!

おいしい干し柿の完成

前回の「おいしい干し柿の作り方」で干した柿ですが、20日ほど経過してこんなんになりました。

hosigaki

写真1. おいしそうに出来上がった干し柿

右のは20日ほどつるしてあり、もうたべられます。真ん中のは10日ほど吊るしたもので、やわらかくなってきたので、揉んでおくのにちょうどいい時期ですね。左のはまだ18日に吊るして数日経過したばかりで、まだ表面が乾いた程度です。ぜんぶ柿の品種が違います。右のが近所のスーパーで買った「西条」。これがたぶんいちばんうまいです。真ん中のは、知人の家の庭になってたやつで、品種不明です。これは渋柿ではなく、甘柿なんだけどすこし渋みがのこるタイプ。左のは近所の山でうられていたもので、品種は….わすれた! ^^;

というわけで、さっそく「西条」の干し柿、いただきます。

itadakimas :D~

写真2. いただきます

いやーほんと干し柿はうまいですね! これをたべるときだけは、日本に住んでてほんとよかったとおもいます。

iPod touchアプリケーションインストールガイド 簡単版

自分のiPod touchにアプリケーションをインストールしてしまったので、最近の状況にフォローしていなかったのですが、作業なしの一発超簡単監獄破り法が発表されていたみたいです。普通の方はこちらでインストールするといいでしょう。システムに穴をあける方法を知りたいひとは従来のインストール方法でドウゾ ^^;

このあたらしい方法は本当に簡単です。必要なものは

  • iPod touch (firmware 1.1.1)
  • iPod touchをつなげる無線LANの環境

だけです。iPod touchのファームウェアは第45週製造分から1.1.2になっているそうです。1.1.2のかたはそのままでは監獄破りできませんので、1.1.1にもどす必要があるとおもいます。もどす方法は…またのちほどかきます ^^; ファームウェアのバージョンは「設定」→「一般」→「情報」でみられます。

Version 1.1.1 (3A110a)

写真1. Firmware 1.1.1

firmware 1.1.1のかたは監獄破り法は、iPod touchのSafariで「http://jailbreakme.com/」をみるだけ。すると下のほうに「Install AppSnapp」というのがあるので、タッチします。

Install AppSnapp

写真2. 「Install AppSnapp」をタッチ

あとは画面の指示に従うと、Safariが終了し、アプリケーションのアイコンがならぶ画面にもどります。そこに進行状況が表示されるので、しばらく待ちます。2分ぐらいかな。

jailbreaking

写真3. 進行中

終了すると、「ロック解除」のスライダーがでるので、スライドして解除します。すると!

Installer!

写真4. Installer.app!!

インストーラが追加されるので、あとはアプリケーションを追加し放題です! やった!

ただし、iPod touchはディスク(ではなくてフラッシュですが)がふたつのパーティションにわけられていて、アプリケーションの入るディレクトリが狭いシステム領域(300MB程度)になっています。そのため、すぐディスクがいっぱいになって、アプリケーションをたくさんいれられません。/Applicationを広いほうのパーティションにうつす必要があります。

準備するものは以下のふたつで、Installer.appでインストールしてください。

  • BSD Subsystem
  • Term-vt100

両方ともInstaller.appの「System」の中にあります。BSD Subsystemのほうは6.6MBとちょっと大きいですが、がんばってインストールしておきます。インストールできたら、スプリングボードに表示される「Term-vt100」をタップして起動。iPod touch上でターミナルが開きますので、次のように入力します。ちょっと長い?

# mkdir /private/var/Applications
# cd /Applications
# tar cf - * | (cd /private/var/Applications ; tar xf -)
# cd /
# rm -rf /Applications
# ln -s /private/var/Applications .

これでほんとうにアプリケーション入れ放題になりました。おたのしみあれ。

参考文献

  1. “Instant Jailbreak for iPhone and iPod touch”, tuaw.com, 2007
  2. iPod touchアプリケーションインストールガイド 手動版, がんちゃんのブログ, 2007

google image labeler – 無料で楽しく英語の勉強をする方法

無料で楽しく英語の勉強をする方法なんかあるのかって? もちろんあります。その方法にもいろいろあるんだけど、きょう紹介したいのは、ボキャブラリーを増やすための方法。vocabulary buildingは非常に重要なんだけどさ、面倒だよねー。そこでおすすめなのがこれだ!

labeler-logo.jpg

図1. Google Image Labeler!

グーグルイメージラベラーです。これはなにかというと、コンピュータには写真や絵になにがうつっているのか理解する能力が(まだ)ありません。そこで、人間に写真や絵を見てもらって、なんの写真なのかを入力してもらうことで、グーグルのイメージ検索の性能を向上させるためのものです。でも、単に写真を見てタグを入力してもらっただけでは、そのタグが写真の内容とあってるかどうかわかりません。そこで、人間を2人ペアにして、同じ写真を見て入力してもらい、合致した入力を採用する、というようなことをしています。利用者サイドからみると、合致した入力には得点が与えられ、それがゲーム感覚のインセンティブになるという、非常に巧妙な…

なんていうノーガキはこれぐらいにして、さっそくやってみよう! Google Image Labelerのサイトをポチッとします。すると、次のような画面になるはず。

labeler-starting-1.jpg

図2. 開始画面

グーグルにログインしているひとは違う画面が出るかもしれませんが、とりあえず「Begin as a guest」ボタンをポチッと押せば、ゲストとして開始できます。右上の「Sign in」をおして、グーグルにログインすれば、名前のついたユーザーとして開始することも出来ます。その場合、トータルの得点がどんどん加算されるのですが、英語の勉強と言う観点からいうとどうでもいいかんじ ^^; とりあえず開始! すると、「パートナーを捜しています」としばらく表示されたあと、こんな画面になります。

labeler-typing-1.jpg

図3. 入力画面

表示された図をみて、なにが写っているのかを入力していきます。同時にパートナーが入力した件数も表示されます。パートナーが入力したタグとひとつでも合致すると、次の写真にうつります。制限時間があるのでモタモタしていてはダメですよっ! もちろん英語で入力するのです!

「off-limits」欄に表示されているのは「禁止語句」です。もう他の人が入力した単語だと思われます。それ以外の表現を考えて入力しましょう。

まんがいち、なんと入力したらいいかわからない場合や、絵が表示されない場合(ときどきあります!)は「Pass」ボタンでパスしましょう。また、相手がパスしてきた場合も「Pass」ボタンを押します。

一見簡単なようですが、これがあんがいむづかしいのです。まず、制限時間があるので、モタモタ和英辞典をひいたり、はっきりおもいだせないスペリングを調べている時間はありません。したがって、絵を見て日本語を思い浮かべて英語に直していたのでは間に合いません。つまり、このゲームは、日本語を経由せずいきなり英語を思い浮かべる訓練と、そしてただしく単語をスペルする訓練になります。

制限時間が終わると、次のような結果画面になります。

labeler-result-1.jpg

図4. 結果画面

今回の合計得点が表示されます。一般的な単語よりも、特定的な単語の方が得点が良いそうです。たとえば、”bird”よりも”yellow bird”のほうがより点が高いようになっています。まあ英語の勉強と言う観点からいうと、点はどうでもいい気もしますが、ほかの参加者の皆さんは得点がタノシミで参加しているひともいるかもしれませんから、知っておいてもわるくありません。

得点よりもより重要なのは、パートナーが入力したタグが表示されることです。Google Image Labelerは英語のみのサービスなので、パートナーは(おそらく)英語話者だとおもわれます。おなじ写真を見て、ああ、英語のひとはこんな単語を思い浮かべるのか! とか、スペルはこうか! とか、なんだこの単語は! とか、いろいろ勉強になります。そして、勉強したらはずかしがらず、次のゲームでさっそく使ってみる! これが語学上達のコツです。

では、ここからは例をみていきましょう。パートナーが入力したタグです。

labeler-result-3.jpg

図5. 馬とオートバイ

馬のほうは「horse」はoff limitsになってました。するとあと映っているのは「sun」、馬の色が「white」ってことですかね。オートバイのほうは、「yellow」「motorcycle」「bike」あたりはoff limitsでした。車輪付き乗り物全般を「wheels」というらしいです。しりませんでした。オートバイに「wheels」はよくあるタグです。べんきょうになりますね ^^;

labeler-result-4.jpg

図6. まっくろとパブ

さてつぎ。真っ黒のほうですが、「black」「dark」「space」あたりはoff limitsでした。わたしは「nothing」とか真っ先に入力したんですが、パートナーの入力をみると「observatory」に「blank」。なるほど。blankね…ちょっとおもいつかなかったね。「building」だの「beach」だのはわたしにはみえませんが… ^^;; パブのほうは、これはイギリスのパブですね。わたしは「pub」と入力して合致しちゃいましたが、「english pub」のほうが点は高かったかも。点はどうでもいいけどね!

labeler-result-5.jpg

図7. 釣りのコンピュータ画面とオーロラ

もうひとつ。左のは、たぶんなんかコンピュータの画面ですね。「clips」はビデオクリップのことかなあ? わたしは「screenshot」とかいれたのですが噛み合ず。「man」で合致しました。右のはオーロラですね。オーロラの綴りは「aurola」でも「aulora」でもなく「aurora」です ^^; ここにはでていませんが、オーロラは別名「northern lights」といいます。これもよくでてくるので覚えておきましょう。

mosimosi

図8. …..

つぎ。あのう、それトランスフォーマーじゃなくて! 連邦の白いやつなんですけど! ええい、連邦のもびるすーつはばけものか! なんですけど!

というわけで、けっこう楽しみながら英語の勉強にもなり、検索精度の向上にも貢献できる「Google Image Labeler」みなさんもためしてみよう!

参考文献

  1. Google Image Labeler
  2. Googleのイメージ検索精度を上げる「Google Image Labeler」開始, GIGAZINE, 2006

olive sotto sale おいしいオリーブ塩漬けの作り方

知人の庭のオリーブの木になったオリーブの収穫をてつだって、おだちんに少し貰ってきました。約3kg、10Lのバケツに半分ぐらいです。絞ってオリーブオイルにすると、元のオリーブの実の重量の約1/7のオイルがとれるようです。あまり量がないので、今回は絞らずに塩にすることにしました。オリーブの塩漬け、イタリア語で「olive sotto sale」というらしい。よくある瓶詰めのやつです。

塩漬けの方法もいろいろあるようです。そのままのオリーブはかなりシブイというかエグイ味がするので、そのままではとても食べられません。したがってあくぬきを行わなければなりませんが、あくぬきの方法にもいろいろあって、近代的(?)な方法としては、数%程度の水酸化ナトリウム溶液に浸す方法が処理時間が短いのでイタリアの工場などでもおこなわれているようです。ただ水酸化ナトリウムと言うのはかなりの強アルカリの劇物で取り扱いに注意する必要があります。誤って目に入ると失明します! また、「あく」がオリーブのおいしいところでもあるので、完全に抜いてしまうと味のないオリーブになるようです。伝統的には、「単に水または塩水に長期間つける」ことであくを抜くようです。今回は、伝統的方法でいくことにしました。

まずオリーブをよく洗ってゴミを取り除き、2%程度の塩水につけました。水につけると、しずむオリーブの方が多いですが、中にはうくものもあります。つけているさいちゅうに空気にふれるとよくないようなので、アルミホイルで落としぶたをしました。

olive

写真1. あくぬきちゅうのオリーブ

黒いのは完熟のもの、青いのが未熟のものだそうです。塩漬けにするには青いほうが適しており、オイルを絞るには黒い完熟のものがいいとのこと。こんかいは量が少ないので両方ともつけてしまいます。完熟の方が密度が低いようで、浮くものが多いです。写真で見ると黒いものが多いですが、青いものはしずんでいるので、全体の比率でいうと青いほうが多いです。

このあと10日ほど水を換えながらあくぬきをして、そのあと段階的に塩水の濃度をあげながら漬けテイク予定です。うまくいくかしら ^^;;

また、上記の塩水でつける方法のほかにも、あくぬきをせず、いきなりウメボシのように塩で漬け込む方法もあるようです。すこしとりわけてそっちもためそうかなー。

まとめ

  • 黒い完熟の実は搾油用に適、青い果実は漬け物によい。
  • 漬け物にするには、表面に傷があるとそこから痛むので、手づみするとよい。
  • 搾油する場合は、果実をペースト状にしてから果汁を圧搾し、静置して油分を分離させる。
  • 漬け物の場合、オリーブはそのままではえぐいのでたべられない。あくぬきが必要。
  • あくぬきは「水酸化ナトリウム(カセイソーダ)」を使用する方法もあるが、劇物で危険。たんに長期間水などにさらすだけでもよい。
  • カセイソーダを使用しない場合、あくぬきは10日ほど水に浸す。水は毎日変える。
  • あくぬきがおわったら塩水にひたす。濃度は保存期間にもよるが4〜10%程度。
  • いきなり濃い塩水につけるとしわになるので、薄いものからはじめて徐々に濃くする。
  • えぐみがなくなって食べられるようになれば、たべてよい。
  • つけ終わったら、オリーブオイルに浸しておくと持ちが良い。
  • 塩水につける以外にも、うめぼしのように塩につける方法もある。

参考文献

  1. オリーブ塩漬け日記、その1, 名前を付けて保存, 2006
  2. オリーブ塩漬け日記、その2, 名前を付けて保存, 2006

鹿苑寺

日曜はたまたま京都にいたので、ひさしぶりに鹿苑寺にいってみることにしました。いわゆる金閣寺というやつです。一休さんが将軍様をとっちめるところです。ちがうか。そばの友人の家に車を止めさせてもらって、あるいていきました。

kinkakuji

写真1. 入り口付近

11月は紅葉のシーズンなので、京都はどこも人が多いです。ホテルも取れません。道も渋滞ぎみです。

choikomi

写真2. ひとがおおい

拝観料は大人400円、子供300円です。チケットはおふだです。ひづけもはいってないし、つかいまわしきくんちゃうかという気もする ^^;

tickets

写真3. おふだ入場券

そして、どんどん歩いていくとみえてきた!

shining

写真4. なんやらぴかっとしてます!

びじんといっしょだとさらにかがやいてみえますね!

rokuonji + beauties

写真5. 美女と金閣

25年ぶりにみましたが、25年前に見たときはなんかもっとぼろっちかったようなきがする。最近作り直したんでしたっけ?

グルジア-ロシア戦争勃発の恐れ

グルジアで非常事態宣言が発令されたようです[1]。

グルジア:非常事態宣言の発令
1.11月2日より連日、トビリシ市中心部の国会前等においてサーカシビリ大統領の辞任等を求めて数万人が参加する大規模反政府集会が行われています。これに対し、7日には、警察当局が、放水、催涙ガス等を使用して参加者を排除した結果、約500人が病院に搬送され、約90人が入院したと報じられています。

2.7日深夜、サーカシビリ大統領は政情を安定させるため、グルジア全土に対し15日間を期限とする非常事態宣言を発令しました。これによりグルジアでは、デモや野外での政治的集会が禁止されるとともに民間のテレビ放送等が制限され、さらに教育機関の活動が一時停止されています。

3.つきましては、グルジアへの渡航・滞在を予定される方は、次の事項に十分注意するとともに、報道等により最新の情報を入手するよう努めてください。
(1)集会が行われている国会周辺や政府関係施設周辺には不用意に近づかない。
(2)大勢の人が集まる場所には近づかない。
(3)特に夜間は不要不急な外出を避ける。
 なお、グルジアに対しては、現在「危険情報」も発出されていますので、同情報にも留意してください。

(問い合わせ先)
○外務省海外安全相談センター(国別安全情報等)住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902
○外務省 海外安全ホームページ:

ロシアとの関係悪化を指摘する記事もあります[2]。

グルジアの首都トビリシで、野党勢力のデモ隊と治安部隊の衝突が激化し、サアカシュビリ大統領は7日夕、全土に非常事態を宣言した。親欧米の現政権は、ロシアがデモ隊を扇動していると主張し、ロシア外交官3人の国外退去処分を決定。ロシアは激しく反発している。

ロシア外交官の追放について、サアカシュビリ大統領はテレビ番組で「ロシア特殊機関が工作を行っている」と主張。「我々の民主主義を守るために、政権の強い措置が必要だ」と述べた。

これに対しロシア外務省は「グルジアの措置は無責任な扇動であり、対抗措置をとる」との声明を発表。

非常事態宣言に対する国際的な批判をかわすために、サーカシビリ大統領は次期大統領選挙の前倒し実施を約束しているのですが、それがロシアの工作の勝利だとする記事もあります[3]。

いずれにせよ、この事態に乗じて、ロシア軍がグルジア国境付近に移動を始めている模様。ロシア軍予備役の友人からの情報です。友人の部隊も明日国境地帯に移動するそうです。戦争になるかも。

参考文献

  1. グルジアで非常事態宣言発令 外務省スポット情報(2007/11/9), 時事通信.
  2. グルジア全土に非常事態宣言 ロシアとの対立激化, 朝日新聞.
  3. “A victory for Russia’s secret war as Georgian leader calls election”, the independent.

Leopardでもことえりで普通の文字をうちたい!

おかげさまでLeopardは快調に動いています。しかし、インストールしたままだとことえりが変です。数字は「123」ではなく「123」とうちたいし、「>」や「%」ももちろん「>」「%」と出てくれるほうが便利ですよね。というわけでLeopardでもことえりで普通の文字をうつための方法を書いておきます。通称「kenicパッチ」だそうです。Mac OS XがTiger(10.4.x)のひとはこちら(kotoeriでふつうの文字を打ちたい!)をごらんください。内容はほぼ同一ですが、設定ファイルの内容がLeopardになって少し追加になったことと、設定ファイルの置き場所が変わっていることなどがTigerからの変更点です。

言語環境

まず、言語環境をととのえます。デフォルトのままだとことえりのあたりがじゃまくさい状態です。

英字ひらがなカタカナ.jpg

図1. じゃまくさい

そこで、「言語環境」を開き、「入力メニュー」タブで「かなパレット」を外し、「U.S.」をONにしたあと、ことえりの「ひらがな」以外をぜんぶOffにします。

それでは、まず「言語環境」をひらきましょう。

言語環境を開く.jpg

図2. 言語環境を開く

そして、「かなパレット」をOffにし、「U.S.」をOnにする。

かなパレット.jpg

図3. 「かなパレット」をOff
US.jpg

図4. 「U.S.」をOn

そして、ことえりの「ひらがな」以外をぜんぶOffにする。

言語環境.jpg

図5. 「ひらがな」以外のことえりの入力メニューをぜんぶOff

ほらこんなにすっきりしましたー!

すっきり.jpg

図6. すっきり!

ではつぎにことえりの「環境設定」で数字だけまともにしましょう。

ことえりの環境設定で「数字」だけまともにする

まず、「環境設定を表示」でことえりの環境設定ダイアログを開きます。

環境設定を表示.jpg

図7. ことえりの環境設定を表示する

環境設定が開いたら、「入力文字」タブの下にある「数字を全角で入力する」をOffにします。

ことえり環境設定.jpg

図8. 「数字を全角で入力する」をOffにする

これで、数字のみふつうの文字で入力できるようになりました。パチパチ。ちなみにこれはLeopardから追加された機能です。しかしこれだけではその他の記号「%」や「&」などがまともな文字で入力できません。そこで、設定ファイルの置き換えをします。

ことえりの設定ファイルを置き換える

まず、下記のファイルをふたつ入手します。

入手したら、デスクトップにでもおいておきましょう。ブラウザによっては”.txt”というような拡張子がつく場合があるかもしれませんが、その場合は拡張子を取り除いておくこと。またダウンロード後、ファイルのサイズを確認して間違いがないか確認すること。

ダウンロード.jpg

図9. ファイルをふたつダウンロードしておく

ファイルをダウンロードできたら、ファインダーで「システム」の「ライブラリ」の「Input Methods」をひらき「ことえり.app」を右クリックして「パッケージの内容を表示」を選びます。

パッケージの内容を表示.jpg

図10. 「ことえり.app」のパッケージの内容を表示

すると、べつのウインドウが開き、「ことえり.app」(実体はディレクトリです)の中身が見られるので、さらに「Contents」の「Resources」を開きます。するとそこに目的のファイルがあるのが確認できます。

plist.jpg

図11. 目的のファイル。これを置き換えます。

先ほどダウンロードしたファイルふたつをこのフォルダーにドラッグアンドドロップします。

ドラッグアンドドロップ.jpg

図12. ダウンロードしたファイルをドラッグアンドドロップします

すると、「”Resources”は変更できないので、項目は移動できませんでした。」と出ますが、ここで「認証」ボタンを押します。

認証.jpg

図13. 「認証」ボタンを押します

すると通常のコピーのダイアログが出るので、ふたつとも「置き換える」を選びます。

置き換える.jpg

図14. 通常のコピーのダイアログ。「置き換える」を選びます。

「置き換える」を選ぶとさらにパスワードの入力を求められるので、入力します。

パスワード.jpg

図15. パスワードを入力する

パスワードの入力が終わるとコピーが完了し、作業もこれで完了です。Macを再起動すると、ことえりの入力状態にも、ちゃんとした文字が入力できるようになります。

普通の文字.jpg

図16. ちゃんとした文字を入力できる!

皆さん簡単なので、ぜひ試してみてくださいね!

次回は「はたけ」や「ひさし」でことえりがハングアップする問題を取り上げるかも。

参考文献

  1. Tiger Tips, Kusakabe Youichi, 2007
  2. kotoeriでふつうの文字を打ちたい!, Kusakabe Youichi, 2007

Leopardヘのアップグレードの所要時間は約90分

先日購入したLeopardですが、私のiMacをLeopardにアップグレードしてみたのでメモしておきます。まずはわたしのiMacの紹介。

Mac OS X 10.4.10 comes here

図1. iMac with intel core duo 1.83GHz + 2GB RAM

intel core duo 1.83GHzの17インチディスプレイつきiMacです。Leopardの動作環境はつぎの通り。

  • Intel, PowerPC G5 または PowerPC G4 (867MHz以上)
  • 512MB以上の物理RAM
  • DVDドライブ

ダイジョウブですね。そして、Leopardのパッケージはこんなかんじ。

Mac OS X Leopard

写真1. Leopardのパッケージ。iLifeといっしょに。

パッケージからDVDを取り出してMacにいれると次のような画面が出ます。

leopard.jpg

図2. Mac OS X Install DVD

「Install Mac OS X.app」をダブルクリックすると、リスタートを求められます。

leopard2.jpg

図3. リスタートしてください

ここで「リスタート」ボタンをおすとパスワードの入力を求められ、パスワードを入力すると再起動します。再起動のあとはDVDからブートし、次のような画面になります。

choose your language

図4. 使用する言語を選ぶ

ここで選んだ言語はインストール後のシステム言語とは関係ないみたいです。ただ、インストール中に表示される言語がここで選んだ言語になります。わたしは日本語を選びました。言語を選ぶと「ようこそ」画面になります。

YOKOSO

図5. ようこそ

ここで「詳細表示」とすると、システムの動作環境などをみることができます。気が済んだら「続ける」を押します。すると「インストールの概要」画面になります。

install no gaiyou

図6. インストールの概要

このまま「インストール」に行ってもいいですが、せっかく「カスタマイズ」ボタンがあるので、押してみます。

customize

図7. カスタマイズ中

めぼしい追加パッケージは言語環境の「ロシア語環境」「ブラジル・ポルトガル語環境」「ポルトガル語環境」「ポーランド語環境」程度でした。せっかくなので、追加しておきます。追加したら「完了」して「インストール」します。すると「インストールDVDのチェック」がはじまります。

checking install DVD

図8. インストールDVDのチェック

これが長い。わたしのところではたっぷり30分かかりました。スキップもできるようですが、DVDが壊れてたらいやだし…とおもってがまんした! ^^; DVDのチェックが終わったらようやくインストールです。

installing...

図9. インストール中

表示される残り時間ははじめは「計算中」で、次に表示されたのは8分経過時点で「3時間24分」、はじめから15分経過後に「1時間16分」となりました。わたしの環境では実際には50分弱でインストールが完了しました。

succeed to install

図10. インストール成功

リブートしてLeopardが起動します!

Mac OS X Leopard comes!

図11. Leopard起動!

ログインして「About this Mac…」をみても10.5!

Mac OS X 10.5

図12. About this Mac….Mac OS X 10.5

ログインすると.Mac関係のセットアップをしろと言われますが、わたしはお金を払っていないのでいちおうApple IDだけ入れて、.Macを有料にするのは「あとで」にしました。

Mac OS X Setup Assistant

図13. このあたりは.Mac関係なので使う気のないひとは適当に

そのほかにソフトウェアアップデートが4件ほどあるようなので、実行しておきます。

software updates for Leopard

図14. ソフトウェアアップデート

ソフトウェアアップデートがおわってリブートすると…あれ、わたしのアイコンが変わってしまったではないか。こまるねー。というほどは困らないけど。

login

図15. ログイン画面。図11と比較してみよう。

Leopardはログインするとオーロラ!

Leopard!

図16. オーロラ!

ちょっちまぶしいので、もとのですくとっぷの画像にもどしてみたー。

Leopard with Tigre's desktop picture

図17. もとにもどした!

というわけで、Leopardのインストールは「DVDのチェック」30分+「インストール」50分+「セットアップ
+アップデート」10分の合計90分でした。Leopardの新機能などはオイオイ試したいと思います。あてくしがたのしみなのは「タイムマシン」です! あとは「ことえりでまともに入力するための変更」もやらないといけませんねー。