ときどき添付ファイルが「winmail.dat」というへんてこなファイル名になっていて、どうにも読めないことがあります。これは、Outlookで「リッチテキスト形式」で送信するとこういう変なものになるらしい(参考文献[1])。こまったもんです。
これを読めるようにするツールもあるようですが、こんな変なものを読むだけのためのソフトウェアをインストールするのはいやですね。それにWindowsだけじゃなくて、MacやLinuxやNetBSDやiPhoneも使っている場合、いちいちそれ用のソフトを使っている最中のマシンにインストールするのもいやです。でも大丈夫。なにもインストールしなくても、これを簡単に読むための方法があるんです。単にgmailかyahooメールに転送すればいいとのこと(参考文献[2])。というわけで実際にやってみた。
私はOutlookはもっていないので、winmail.datで送られてきたメールを持っている人に転送してもらいました。winmail.datだけ転送してもらったので、いったん保存して、それをmewというMUAでふたたび添付して自分宛に送信しました。なぜmewかというと、ファイルを添付したときにファイルの種類を「application/ms-tnef」にする必要があるからです。ふつうのメイラーではファイルの種類を変更するのがむづかしいんですね。たとえば、gmailでwinmail.datファイルを普通に添付すると「application/octet-stream」になってしまいます。直接Outlookのひとからwimail.datが送られてきた場合は、ふつうのメイラーを使ってメールをまるごとgmailかyahooメールにフォワードすればいいはずです。
まずgmailの場合を見てみましょう。当然ですが受信はできていますね。
ところが表示もダウンロード後のファイルもwinmail.datのままで読むことができませんでした。なぜだ!
しょうがないので、yahooメールに転送してみました。
こっちは添付ファイルをダウンロードしようとするとapplication/ms-tnefであると認識しています。ファイル名も表示されていませんね。
これをダウンロードするとファイル名が「winmail.dat」ではなくなっています。ShowLetterというファイル名になりました。yahooメールの仕様なのか、そういうファイル名で元の送信者が送ってきていたのかはわかりません。
このファイルを開いてみると、ふつうのテキストファイルとして読むことが出来ました。パチパチ! というわけで、もしwinmail.datが送られてきたら、
- 送られてきたメールをそのままgmailかyahooメールに「転送」する。
- gmailやyahooメールから添付ファイルを「ダウンロード」する。
- そうすると、普通に読める形式のファイルとしてダウンロードされる。
こんなかんじで処理しましょう! でも、gmailではよめないかも。
参考文献