MacBook Airの設計はひどい?

昨日あたりから日エレのこの記事が話題になっています(参考文献[1])。

技術者一同を驚かせたのは,非常にコストのかかる作りになっていたことである。…<中略>…
こうした構造に技術者たちは一様に首をひねった。キーボードを固定するネジなどは,上から押したときにたわまないようにするといった効果があるのかもしれない。それにしても,もっといい方法があるのでは。「私がこんな設計をしたら,社内で絶対通らないですよ」(技術者の一人)。「技術的にすごいと感じるところは一つもない。我々ならもっと安く作れる」(ある技術者)。MacBook Airの内部構成は,設計の未熟さを表しているのだろうか。

【MacBook Air分解その5】「外は無駄なし,中身は無駄だらけ」

あきらかに釣り記事(参考文献[2])の類いであるし、まじめに考えるだけ無駄かもしれないが、いくつもの疑問がわいてきた。そういう意味ではこの記事の釣りは成功と言える。上野千鶴子並みの見事さである。

わたしは構造は詳しくないのでMacBook Airの構造の設計が本当に「未熟」かどうかはわからない。しかし、コストアップの要因になるような設計になっているのは事実であろう。しかしそれが本当に未熟であることを意味するのだろうか。

例えばダイムラーベンツ社が90年代前半に売り出したミディアムクラスのメルセデスベンツW124は、過剰ともいえる品質を誇っていた。たとえばドアヒンジに高い剛性を持つ部品を使うなどしていた。当然製造コストも高かったはずである。メーカーは反省したのか、次モデルのW210では一般的な品質に改めた。製造コストは下がったはずだが、大幅な値下げはしていないから、メイカーとしては利幅が増えてよかったということになるのだろう。しかし、同じものが安い価格で実現できたのかというとやはりそうではなく、ユーザーが得られる品質感が低下したのも事実である。MacBook Airは、国産メイカーの設計と比べて製造コストは高いかもしれないが、それが何かを実現している可能性はないだろうか。とくにMacBook Airはプレミアムモデルであることを考えると、製造コストの削減による品質感の低下はAppleの意図するところではないのではないだろうか。

しかし、記事中で発言しているのは構造の専門家であろうから、専門性に敬意を表して「未熟」であるとしよう。つまり、品質はまったく同じで、製造コストの低い設計ができるとする。Appleは何らかの原因でそのような設計ができないのである。記事中には生産工程を外注していることによる弊害ではないかと言う指摘がある。

製品の製造コストのみを比較すれば確かに、工場を自社で抱えて生産と設計とで密な連絡をとり、ネジの本数を削減したほうが有利であろう。しかしトータルでのコストはどうだろうか。工場を建設し従業員を雇い運用するのはカネのかかることなのである。製造工程にコアコンピタンスがない企業(Appleだ)の場合、多少のコストアップを覚悟してでも外注したほうがトータルでのコストは低くなるのではないだろうか。ようするに何のための「コストダウン」なのかということである。技術者は目の前の課題に夢中になる傾向があるし、それが求められる場合もあるのでしょうがない面もあるが、なにかをなすときには「真の目的はなにか」ということをよく考えなくてはならない。戦闘機単体の性能がすこしぐらい勝っていても、敵よりも数が少なければ総合的な戦力では負けるのである。この場合、真の目的は総合的な戦力の優越であり、戦闘機単体の性能の優越ではないのである。

第三に、技術者の発言「技術的にすごいと感じるところは一つもない。我々ならもっと安く作れる」というところである。確かにそうかもしれない。分解記事についたはてぶのコメントをみると「じゃあつくれよ」という意見があり、それに対して「もうつくってますよ」とある。もう作ってますよ、というのは具体的にはなんのことかというと、たとえばPanasonicのLet’s noteなのである。具体的にはLet’s noteのYシリーズ(参考文献[3])を指すようだ。写真はリンクをたどるとみられるのでみて欲しい。なんというか、MacBook Airと競合するとはとても思えないようなモデルである。

もし、Let’s note(やその他のモデル)のメイカーがMacBook Airと競合させようと考えるのであれば、製品プロデューサーは「設計」以外でMacBook Airが提供するものがLet’s note(やほかのモデル)からは完全に抜け落ちていることを反省するべきではないだろうか。

今日のまとめ

  • 何かをなすときには「真の目的」が何かを常に考えなくてはならない。

参考文献

  1. 【MacBook Air分解その5】「外は無駄なし,中身は無駄だらけ」, Tech-On!, 2008
  2. 驚くほどリンクが集まる「リンクベイティング」に世界中が釣られている, 住太陽のブログ, 2007
  3. Let’s note Y7, panasonic

Flickrの便利サイトBig Huge Labs

前回のFlickrコメントに参照元で参照もとになっていてみつけたのがこのサイト。BigHugeLabs。なんかFlickrをあそびたおすサイトらしい。こんなのあるんだなあ、しらなかった。

Flickrバッジをつくったり、写真でジグソーパズルをつくったりいろいろできるようですが、そのなかで今回紹介したいのがFlickr DNAというやつ。あるひとのFlickrでやってることが一覧できちゃうものです。

たとえばわたしのはこれ。Flickr Profile: kenic。上から順番にみてみましょう。

まずは、写真のアップロード数。

graph.jpg

写真1. 過去30日分のアップロード数

そうおおくないねー。その次にあるのが最近アップロードした写真の一覧。

public-photos.jpg

写真2. 最近の写真

ここまではいいんです。次は、「interestingness」順に並べた写真の一覧。

interesting-photos.jpg

写真3. 「おもしろい」写真の一覧

Flickrは参照数や、つけられたタグの数やコメントの数で「interestingness」というのを写真ごとに計算してくれているのです。なんか、ハラの写真がはいってるー ^^;; はずいわ。そしてつぎ、favoriteに入れた写真の一覧。

favorites.jpg

写真4. 「favorites」一覧

Flickrはすきな写真を「おきにいり」にすることができて、あとからみることができるんですね。しかし、これもはずかしい ^^;; ふだんはどうせ見る人なんかいないだろうと思って、気軽に追加しているんですが、これだと丸見え! ほとんど美人の写真ばかり….すけべなのがばれる! ^^;

ほかにもタグクラウドやコンタクトの一覧などを見ることができます。けっこう便利そうだね! つかわせてもらいまーす。

参考文献

  1. Big Huge labs

尾道ラーメン桃竹

今日はおかやまのたべものブログの方に書こうと思って、児島にあるラーメン桃竹に行ってきました。尾道ラーメンらしいです。たいへんうまい。らしいです。尾道ラーメンてよくきくけど、岡山ではあまり見かけませんね。(比較的)近いのにねえ。岡山のひとあんまり、外食しないからね…

というわけで、岡山ICから高速道路を使って、児島までやってきました。40kmぐらいかな。ちょっと遠い。ラーメン桃竹、ここだ!

ramen momotake

写真1. ラーメン桃竹

お店の裏側はすぐ海です。ボートがたくさんとまってる。ステキ。

尾道ラーメン桃竹

写真2. お店の裏にはボート

たんたんたぬきの信楽焼がお出迎えです。これねー、わたしの祖母の家に結構でかいのがあって、こどものころちょっとこわかったんです。祖母の家は知多半島にあるので信楽じゃなくて常滑かもしれません。このたぬきのなにがこわいって、この、シンボルマークのでっかいキャンタマもさることながら、歯がね、けっこうムキッってしてるのよねこれ。かみつかれる! わけないけど。そういえばこの信楽焼のタヌキもおかやまではあまりみない気がするね。ではさっそく、おなかもすいたことだし、いただきましょう!

ramen momotake

写真3. お店の入り口と信楽焼のたぬき

あれ、よくみると扉になんか書いてあるような…?

momotake

写真4. 腰痛のためお休み

えええええええー

しょうがないので近所の天満屋ハピーマートでこんなのたべました…

DOM DOM BURGER

写真5. ドムドムバーガーとたこ焼き

写真はふたり分です。 いくらわたくしでも、いちどにこんなにたくさんはたべられませんよっ。このたこ焼きはまあまあおいしかったです。8個で450円。ドムドムバーガーはフィリピン人?のおねえさんが働いててよかったです。コーヒーもおかわり自由だしね。煮詰まってたけどね。煮詰まってたのに、3杯も飲んでしまった。

ご飯を食べたあとは、しばらく海を眺めて過ごしました。せっかく海まできたので。

the middle aged man and the sea

写真6. 中年と海

というわけで、お店のひとの腰痛がなおる2、3週間後に再挑戦します! かも! 腰痛に効く体操おしえてさしあげますよー。

参考文献

  1. 桃竹ラーメンのページ

暦の変更の弊害は日本人の心をむしばんでいる!

一年の計は元旦にあり。皆さんあけましておめでとうございます。などといいますと「はっ?」「いまごろですか」などという反応がしばしばかえってまいります。今日は2月でしょう? いえ、今日は太陰太陽暦で元旦ですね。太陽太陰暦は「旧暦」その正月は「旧正月」などと俗称され、なんだか「ふるいもの」「いまだにつかっているのか」みたいな汚名をきせられていますが、別に古いわけではありません。単に今使っている暦と違うだけのことですね。

なんでこの「旧暦」の「旧正月」とやらをもちだすのか、それにはわけがあります。べつに、中国通ぶってるとか、沖縄が好きとか、ベトナムに愛人がいるとか、タイの美人にもてたいとか、そういうことじゃないんですよ。いいですか。

new year

写真1. こよみ変更前の正月(明治3年)

明治の初めごろ、日本は太陰太陽暦から太陽暦へと使用するこよみを変えました。そのこと自体の是非はまあよいでしょう。しかし、それと同時に季節の行事も太陽暦にうつしてしまったのです。たとえば正月は太陽太陰暦でいう1月1日から、11月後半に移動しました。移したのなら、あたらしく「正月」の意味を定義しなおせばいいのですが、正月の日付はかえられても、習慣はなかなか変えられません。おかげで11月の後半にもかかわらず「あけましておめでとう」はまだともかく、「迎春」「新春」などとやっているのです。太陽太陰暦の11月後半、太陽暦の1月1日が「新春」などといわれても、「春? どこが?」てなもんですよね。みなさんも疑問に思われたことがあるのではないかと思います。しかしそれが現在使用している太陽暦でいう2月初旬のことであるといわれれば、ああたしかに「正月」というのは「新春」だなあ、と納得されるのではないでしょうか。

またほかにも歴史的な日付すら、暦の変更に伴って日付を移動しています。たとえば赤穂浪士の討ち入りの日ですが、12月14日の夜ということになっていますね。しかしそれは太陽太陰暦でいう12月14日であって、太陽暦の12月14日ではないのです。太陽暦で言うと1703年1月30日のことでした。当時の感覚では14日の夜のことですが、当時は新しい日は朝から始まると思われていたので、今で言うと1月31日の朝4時のことです。皆さんご存じのとおり、冷え込みの厳しい明け方に吉良の屋敷に押し入ったわけですが、それを現在の12月14日に当てはめてもよくわかりません。「いまとちがってむかしはさむかったんだねえ」などととぼけた感想を述べる人まで出る始末です。しかし、1月31日の朝だとおもうと、なるほど寒さも一番厳しい時期ですし、赤穂浪士のきもちがすこしはわかろうというものではないでしょうか。

仮名手本忠臣蔵十一段一覧

図2. 忠臣蔵

ほかにも、毎年のように年内に雪が降らず「暖冬だ」などと騒いでいますが、これも暦の変更にともなう季節感のずれが原因じゃないかとわたくしは疑っております。

ようするに、暦を変更したことが原因で日本人のこよみ感覚がおかしくなっているのです。ふるくからの出来事や季節の行事は太陽太陰暦に基づく日付で解釈してこそ、ただしい季節感が感じられるのです。これはたんに季節感の問題にとどまらず、日本の社会全体に悪影響を及ぼしているのです。たとえば、「コーヒーはブラックがいいんだよ」とか「ココアには砂糖を入れない方がいい」といったような、「まずいものを飲むのが通だぜ」というたぐいのやせがまん。これは江戸から文化を発信するようになった以降のわるい習慣のような気もしますが、春でもなく、ただただ寒いだけにもかかわらず「迎春」「新春」などと称する、その日本全土を覆っている欺瞞性が「まずいものをうまい顔して飲むのが通だぜ」のような通人ぶったアホの半可通の蔓延の一助となっているのです。

lavazza

写真3. コーヒーは砂糖入りの方がうまいに決まってるのだ

さあみなさん、一年の計は元旦にあり、今日から正しい季節感を実感して楽しく実のある人生を送ろうではありませんか。クソ寒いのに「新春」だの、砂糖を入れないココアがいいんだよ、などというのはボケです。暖かくなってこそ「新春」ですし、ココアもコーヒーも砂糖を入れたほうがうまいに決まっているのです。そして、人生はもちろん、楽しい方がいいですよね。正しいこよみに基づく、正しい季節感を実践すれば人生は楽しくなります。間違いない!

サッカータイ代表のピシットポンさん

なんか、昨日サッカーの試合があって、MFのピシットポンさんが途中出場したらしいです。こんなひと。

pichitpong choeichiu

写真1. Mr. Phichitpong Choeichiu

なんかけっこうかわいい顔してますねえ。タイ国内ではクルンタイ銀行の所属みたいです。わたしはみてなかったのでどんなプレーぶりだったのか知りません。それより、なんかこの名前が面白いらしい。わたしはよくわからないけど、少なくとも沖縄的にはなんかツボにはまるそうだ。とくに意味はないけど。ピシーッとしてポン! みたいな? ^^;

フルネームは日本語ではピシットポン・チェイチュー、ローマンアルファベット表記ではPhichitpong choeichiu、タイ語だとพิชิตพงษ์ เฉยฉิวと書くようです。日本語表記との対応を取るとするならば「พิ」=ピ、「ชิต」=シット、「พงษ์」=ポンですね。真ん中のは日本語では「ピシット」だけど、「ช」は象さんの「チャーン」の「ช」ですから、むしろ「ピチットポン」ではないだろうか? バンコクっ子は「チ」が弱く発音されて「シ」みたいに聞こえることが多いのでピシットポンになってるのかな。ちょっとなまり気味だね。

タイ人の名前は「名、姓」の順番なので「ピシットポン」が名前、「チェイチュー」が姓ですね。タイ人の本名はけっこう日本人には面白く聞こえるのが多いです。わたしの知り合いには「ゴチャパン」さんというひとがいます。女性で、下の名前が(上だけど)ゴチャパン。もし日本人の山田さんと結婚したら山田ゴチャパン。あと、姓は長いのが多いです。なんで長いかというと、日本と同じようにそのむかし制度を近代化したときに国民全員に姓をつけたらしいのですが、そのときに他の人と重なるのを避けて「木村」「木村山」「木村山田」「木村山田谷」「木村山田谷坂」「木村山田谷坂川」というように、いろいろくっつけてバリエーションを作ったらしいです。ほんまかいな。

あとタイ人は名前が長いせいか、ふだんは「チューレン」といってあだ名で呼び合っています。名前の一部からとることもあるし、ぜんぜんかんけいないチューレンがついていることもある。よくあるのは「nok」(ことり)「jib」(ことりがちゅんの「ちゅん」)「kem」(しおからい..?)「aom」(?)「beam」(ビビビ..?)「pim」(??)とかそういう一音節のものです。ピシットポンさんのちゅーれんは「โต้ง」(tong, トン)らしいです。かなり長い知り合いでもチューレンは知ってるけど、本名は知らないとか言う事態もしばしば…

というわけで、今後もますます発展するタイサッカーに注目していきたい! かように思うわけであります。

筆記具: Bicボールペン「オレンジ」の青 1.0mmを使うと仕事の効率があがります

子供の頃、筆記具は鉛筆でした。小学校高学年になったあたりでシャープペンになりましたが、あいかわらず書いたものを消しゴムで消せるというのは、筆記具を選ぶ際にかかすことのできない条件だと思っていました。その頃通っていた近所の学習塾で、先生をしていた大学生の筆箱を覗くと、なんとシャープペンも鉛筆も消しゴムもなく、ボールペンのみ。へーっ、大人って、ボールペンだけでいいんだ! などと感心したものです。

そんなわたしも大学生が子供にみえる歳になり、すっかり普段持ち歩く筆記具はボールペンのみです。大人は試験を受けるようなことがないから、書いたものを消す必要がなく、鉛筆も必要ないのかなと思いますが、それはともかく、いろいろなボールペンをためしたけれども、いちばん使い心地がいいのがこれ。Bicの「オレンジ」。

Bic

写真1. Bicオレンジ

定番中の定番、世界で初めて量産されたボールペンがこれらしいですが、最初のものがいまだに一番書き心地がいいというのもすこしおかしい感じがしますね。ボールペンにかぎらず筆記具を使っていて、イライラするというか、しらずしらずのうちにストレスになるのが、ペン先が紙に引っかかること。1回や2回ではおわりませんから、しばらく書いていると何度も何度も引っかかることになる。これはたいへんなストレスです。これは、ボールペンだとペン先が細いとなりやすいですね。

ペン先が滑らかに紙の上を走るようにするには、ペン先を太めのものにすればいいのです。しかし、そうするとこんどは違う問題が出てきます。そう、あのあたまにくるインクのボタ落ち。書きはじめやなんかにボールのところにインクが固まっていて、書き始めると、インクが「ぼたっ」とおちる。しかもその上を手でこすっちゃったりしてびゃーっとよごれが広がる! でも、Bicのはこれがない。ぜんぜんぼたっとでません。ふしぎですね。インクがいいのかな?

Bicオレンジのペン先は0.5mm、0.7mm、 1.0mmですが、1.0mmが一番いいです。0.7はすこし引っかかる感じ。0.5はダメです。ペン先がカリカリする。ただ、1.0mmだとローマンアルファベットとくらべて込み入った文字を書かなくてはいけない日本人にはちょっときついかもしれません。わたしはあまり細かい字は書かないようにしています。まあ、筆と墨で書く場合とくらべれば、ずいぶん細かい字を書くことができますね。っていつの時代だ…

Bic Orange

写真2. 0.7mm(上)と1.0mm(下)

色は黒、青、赤の3色ですが、黒は色がイマイチなので、わたしは主に青を使っています。この青がまたいい色なのよね。青すぎず、黒すぎず、いいかんじの青色。あとはときどき赤をつかうぐらいかな。赤はそういい色でもないです。 そんなわけでたいてい青と赤の2本を持ち歩いているので、できれば2色1軸のやつで青赤の組み合わせのがあるといいのだが、これが日本では売っていない。製品ラインナップにはあるんですよ。日本では売ってないだけ。なんで? 青赤鉛筆とかは普通に売られてるんだし、需要はあると思うのだが…まあ、オレンジ2本の方が見た目がおしゃれでいいけどね。

というわけで、かき心地もよく、みためもよく、おねだんもやすいと三拍子そろったこのBicのオレンジですが、気を許すと中国製が混ざってきます。 写真1.でいうと真ん中の青3本がフランス製。両側の赤黒2本づつが中国製です。

よく見て欲しいのですが、「Bic Medium 1.0mm」なとかいてあるつづきに「France」と黒文字で 書いてあるのがフランス製、書いてないのが中国です。
中国製のは、「Bic Medium 1.0mm」などとかいてある面とは違うところにずらして、
しかもオケツの方(軸のペン先と反対側のほう)にインクの載っていない文字で
「CHINA」と目立たないように書いてある。 ちょっとこそくなかんじ。

まあ生産地がどこだろうと、おなじものならば問題ないのですが、しかしこれが品質にも差があるようで、CHINAの方がペン先が紙に引っかかりやすい。気がする。気のせいかと思って、ブラインドテストしてみたけど、やっぱりフランスのがなめらかな感触でした。

というわけで、Bicオレンジを買うときはよくみてかわないとだめ。値段は、普通の小売店では中国製だから安いということはないみたいです。このへんだと案外売ってるところが少ないのが難点だなあ…100円ショップをのぞくと2本100円で売られていたりしますが、たいてい中国製だし、黒の0.7mmしかなかったりする。こまるねえ。

参考文献

  1. Bic World Japan: 文具

東京オートサロン2008

週末は東京オートサロンという、自動車のチューニングパーツの展示会に行ってきました。場所は幕張メッセです。会場はこんな感じ。

tokyo autosalon

写真1. 東京オートサロン2008

去年はハマーがいっぱいいたらしいですが、ことしはなんといってもGTRが目玉みたいです。あちこちにいっぱいいました。たぶん30台ぐらいはいたはず。かぞえてないけど!

GTR

写真2. GTR

あたらしいのでは、あとはインプレッサとランサーエボXが多かったかなあ。あとは古いのがおおくて、R32とかS13とか、カローラとか。

corolla

写真3. カローラ

じつは今回は、中東のさるオカネモチのお客さんのための運転手としていったのだが、そのおじさんは車にももちろん興味はあるんだけど、むしろこういうののほうがすきみたいで、いっぱい写真とってました。せっかくなのでわたしも1枚パチ。

tokyo autosalon gal

写真4. コンパニオン

肝心のカメラを忘れたので、nokia 6630のへぼいカメラでの撮影です。すいません。

わたしも車は結構好きで、以前はイタリア製のラリーの王者に乗っていましたが、こういうのはあんまり興味ないなあ。あ、車の改造のほうね。最後の写真みたいなのはすきなんだけどねー。

参考文献

  1. オートサロン公式サイト

Link Station HD-H160LANを Mac OS Xで使う方法

1年ぐらい前に、NetBSDでも動かそうかと思って買ったメルコのLink Station HD-H160LANですが、買ってみたら素直にNetBSDが動いてくれないMIPS版だったのでしばらくほってありました。が、ホンジツ急に使う気が出てきたので、自宅でふつうにMacからネットワークストレージとして使うことにして先ほどセットアップしてみました。なお自宅のMacはPowerBook G4、Mac OS X 10.4.11です。

これがまた、セットアップするにはWindowsが必要! 最初のIPアドレスを知るためだけのような気もしないでもないんですが…しょうがないので、うちにある唯一のXPマシンを借りてセットアップしました。セットアップの手順はマニュアルに書いてあります。付属のCDをいれると勝手にセットアップできるようですが、CDがみあたらないので、メルコのHD-HLANのページからセットアッププログラムをダウンロードして使いました。「LinkNavigator 統合版
」というのがそれですね。簡単に終了して、すぐに使える状態になりました。

フレッツ光プレミアム + Link Station

写真1. フレッツ光プレミアムの機器といっしょに

一番手前のがLink Stationです。あ、よくみるとほこりが…みちゃだめ ^^;; デフォルトの設定だと、Macからはゲストユーザーで接続可能です。さっそくつないでみましょう。

まず、Finderの「Go」の「Connect to Server…」をえらびます。

connect.jpg

図1. ファインダーのメニューから

すると、下のようなダイアログが出るので「afp://<Link Station のIPアドレス>/」と入力して、「Connect」ボタンを押します。

connect2.jpg

図2. Link StationのIPアドレスを指定してから接続

すると、ユーザー名をきかれますが、デフォルトはゲストで接続が可能ですので、ゲストの方を選択して「Connect」を押します。

connect3.jpg

図3. ゲストを選択して「Connect」

すると、接続するボリウムを選ぶようにいわれます。infoというのはちいさいパーティションで、マニュアルとかが入っています。shareはWindowsとMacの両方で使えるもの、share-macはMacだけでしか使えないボリウムとなっているのが、デフォルトの状態です。shareかshare-macか、すきな方を選び、Character setを日本語にして「OK」すると使えます。すばらしい。

connect4.jpg

図4. ボリウムを選択

さあこれでいちおう使えるはずなのですが、いろいろ問題があります。まず、Windows/Mac共用のshareの方ですが、フォルダの名前を変更しようとするとエラーになりました。そして、もうそのフォルダーを消そうと思っても消えない…なまえが元のになったり、変更後のになったり、姿が消えたり現れたり、かなりアヤシイです。必ず発生するわけではないようですが…

unexpected.jpg

図5. The operation could not be completed. An unexpected error occurred (error code -43).

上記エラー発生時も、system.logにはなにも出てないっぽいです。うーん。

そして、Mac用のshare-macの方は、デスクトップに出たアイコンを選択して「Get Info」(情報を見る)をしたところ、いきなり落ちました ^^; そのときのエラーログはこんな感じ。

Jan  9 21:08:40 wednesday kernel[0]: AFP_VFS afpfs_Reconnect:  Invalid reconn token length 0 /Volumes/share-mac
Jan  9 21:08:40 wednesday kernel[0]: AFP_VFS afpfs_Reconnect:  AFP Version 4 does not support reconnect /Volumes/share-mac
Jan  9 21:08:40 wednesday kernel[0]: AFP_VFS afpfs_Reconnect:  Reconnect not allowed /Volumes/share-mac
Jan  9 21:08:40 wednesday kernel[0]: AFP_VFS afpfs_Reconnect:  posting to KEA to unmount /Volumes/share-mac
Jan  9 21:08:40 wednesday KernelEventAgent[40]: tid 00000000 received VQ_DEAD event (32)
Jan  9 21:08:40 wednesday kernel[0]: AFP_VFS afpfs_Reconnect:  Invalid reconn token length 0 /Volumes/share-mac
Jan  9 21:08:40 wednesday kernel[0]: AFP_VFS afpfs_Reconnect:  AFP Version 4 does not support reconnect /Volumes/share-mac
Jan  9 21:08:40 wednesday kernel[0]: AFP_VFS afpfs_Reconnect:  Reconnect not allowed /Volumes/share-mac
Jan  9 21:08:40 wednesday kernel[0]: AFP_VFS afpfs_Reconnect:  posting to KEA to unmount /Volumes/share-mac
Jan  9 21:08:40 wednesday kernel[0]: AFP_VFS afpfs_Reconnect:  Invalid reconn token length 0 /Volumes/share-mac
Jan  9 21:08:40 wednesday kernel[0]: AFP_VFS afpfs_Reconnect:  AFP Version 4 does not support reconnect /Volumes/share-mac
Jan  9 21:08:40 wednesday kernel[0]: AFP_VFS afpfs_Reconnect:  Reconnect not allowed /Volumes/share-mac
Jan  9 21:08:40 wednesday kernel[0]: AFP_VFS afpfs_Reconnect:  posting to KEA to unmount /Volumes/share-mac
Jan  9 21:08:40 wednesday kernel[0]: AFP_VFS afpfs_unmount: /Volumes/share-mac, flags 524288, pid 40
Jan  9 21:08:40 wednesday KernelEventAgent[40]: tid 00000000 type 'afpfs', mounted on '/Volumes/share-mac', from 'afp_0rvVcA0rvVcA0rvVcA0rvVcA-512.2f000008', dead
Jan  9 21:08:40 wednesday KernelEventAgent[40]: tid 00000000 found 1 filesystem(s) with problem(s)

いやなんかもう、かなりオカシインデスけど…だいじょうぶか? ^^; しばらく様子見ながら使ってみますが…

参考文献

  1. Buffalo HD-HLANシリーズ

the new year trip

新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしく。

というわけで、恒例の年末年始大移動(というほどでもないけど)をしてきました。経路の記録はGarminの携帯GPSをつかっています。こんなかんじ。

driving on snow

写真1. Garmin Legend

この写真だとよくわかりませんが、吸盤のついたステーみたいなのでフロントガラスに固定しています。車で使うには少々画面が小さいのと、電源が電池なので暗くなってもバックライトを常時点灯できないのが難点です。まあ、カーナビみたいに道案内が目的じゃなくて、移動のあとを記録するのと、目的地の大まかな方向と残りの直線距離がわかればいいので、問題ありません。で、移動したのは下記の経路。

okayama-tottori-nagoya tour 2008

図1. 移動経路

赤が12月29日、青が1月2日、緑が1月6日です。軌跡はgpsbabelを使ってGarminから読み込んでgpxフォーマットでセーブし、それからおなじくgpsbabelをつかってkmlに変換し、google earthで表示しています。

赤は普通に岡山から北上して鳥取までですが、国道53号は常時トラックなどが多く快適でないので、早々に東にそれて、山のなかを智頭までいくコースです。所要時間3時間程度。平均時速45km/hぐらい。

青は鳥取から名古屋までですが、昨年は普通に(?)佐用ICまで南下して高速を利用したところ、佐用までものすごく時間がかかる上に、大阪に流入するところで高速道路が大渋滞で往生したので、今回は北側から琵琶湖の東まで出て、北陸自動車道と名神を使いました。名神も関ヶ原から先が混むので、関ヶ原で降りて養老近辺を経由していきました。所要時間7時間。平均時速50km/h程度。

ことしはめずらしく、鳥取は下記のような大雪でどうなることかと思いましたが、結局かなりすりへったスタッドレスタイヤでも問題ない程度でよかったです。雪そのものは量の多少はあるものの、鳥取からずっと関ヶ原近辺まで残っていました。

full covered

写真2. 大雪のデミオ

途中舞鶴を経由したのですが、国道ぞいの軍港に軍艦が停泊していました。写真は「はるな」。もうすぐ退役だそうです。

haruna

写真3. はるな

緑はごく普通に一宮ICから高速道路にのってまっすぐ帰ってきました。渋滞もなく快適で、途中で食事をしても330kmを4時間半でいけました。途中京都のあたりがこむので、京滋バイパスを通るのは定番ですよね。

途中養老サービスエリアに止まったのですが、拡大して見てみると、なかなかいい精度で軌跡がとれています。

Yoro Service Area

写真4. 養老サービスエリア内の軌跡

途中、ククッとまがっているところが停車した位置です。もっと拡大したらわたしの車がうつってるんじゃないかと思うぐらい、きれいにとれてますね。ただ、ほかのところでは精度が悪くて、高速道路から軌跡が外れているようなところもあります。

クリスマスと言えばシュトーレン

クリスマスと言えばこれ。おいしいシュトーレンの季節がやってきました。

Stollen

写真1. おいしいシュトーレン

大学の近所にある「ジャーマンベーカリー」というお店のものです。ここ数年は毎年これです。

Stollen

写真2. 切ったところ。

もともとはドイツのザクセン地方からはじまったものらしいです。クリスマスが近くなるとこれを買い込み、毎日ひときれづつ
たべながら、クリスマスがくるのをたのしみに待つのです! うまいねー。