画像をカッコよく一覧表示してくれるプラグイン PicLens

Firefoxで勝手にページをめくってくれるプラグインAutoPagerizeも大変便利ですが、見るのが画像だけの場合はこっちの方がいいかも! その名もPicLensです。対応ブラウザはFirerfox, IE, Safariとなっていますが、Safariは肝心の「3D Wall」という機能が対応していないので、せっかくですから最近でたばっかりのFirefox 3をお薦めします。

Firefox 3をインストールしたら起動して、PicLensをインストールします。PicLensのインストールは簡単。Firefox Addonのページにいって、「インストール」ボタンを押すだけ。

PicLens installation

図1. インストールボタン

本当にインストールしていいかどうか聞かれるので、続行します。インストールできたらFirefoxをリスタートするとPicLensが有効になります。

ではさっそく使ってみましょう。flickrのフォトストリームが表示されているところで、右上の「PicLens」のアイコンを押します。

PicLens Firefox

図2. PicLensのアイコン

これね。これをポチッとな。すると!

PicLens Firefox

図3. 3D Wall

おー、すごい! フォトストリームだけじゃなくて、Flickrのsetのなかでもポチッとすると、

PicLens!

図4. 3D Wall!

おおおお、すごい!

このように対応しているページ(参考文献[1]を参照)なら、Autopagerizeのように自動でページをめくってくれます。対応していないページだと、ページないにある画像だけ表示してくれます。

というわけで、YouTubeもPicLens!

PicLens PicLens!

図5. YouTubeもPicLens

Google ImageもPicLens!

PicLens of Nina Moric on Google Image

図6. Google ImageもPicLens

この「3D Wall」モードの他にも、写真をダブルクリックするとひとつの写真が大きく表示されてスライドショーできるモードにもなります。このPicLens、とっても便利なので、みなさんも使ってみてくださいねー。

参考文献

  1. PicLens
  2. Firefox
  3. PicLens 1.7.0.3459, Firefox Addons, 2008

WordPressのサブページの一覧を自動的に表示する方法

WordPressにはふつうのブログの記事「Post」と、それ以外に「Page」という記事の投稿方法があります。ポストは通常の
ブログの記事のように時系列にそって書き足していくようなものに向いているのに対し、ページは比較的静的な内容のものを書くのに
向いていると言われています(参考文献[1])。
サイトの内容をすべて「ポスト」で書いて、カテゴリーやタグを利用して分類する手もありますが、
今回のテストサイトでは、ニュース記事を「ポスト」で、通常のコンテンツを「ページ」で構築してみました。

ぺージには階層構造を持たせることができ、ページの下にサブページを作成することができます。そして、「ページ」はテンプレートタグ(参考文献[2])を使っていろいろな方法で表示できますが、サブページの取り扱いが十分とはいえないので、多少工夫する必要があります。

まず、親ページの一覧の取り方ですが、参考文献[4]にあるように

<?php wp_list_pages('title_li=&depth=1'); ?>

とすれば<li>で囲まれたアイテムとしてページの一覧がリンクつきで出力されます。問題はサブページです。ページが2階層のとき、現在表示しているページが親ならば自分の子供たちを、現在表示しているページが子供ならば兄弟たちを表示したいのですが、そのようなタグがないので、以下のようにします。

<?php 
if (is_page() && $post->post_parent ) { //サブページのとき
   $parent=$post->post_parent;
} else { //トップページのとき
   $parent=$post->ID;
}
$ul_top_title = get_the_title($parent);
$ul_top_url = get_permalink($parent);
if(wp_list_pages("title_li=&child_of=$parent&echo=0" )):
?>
<div id="sidebar">
<ul>
<li id="sidebartop"><a href="<?php echo $ul_top_url; ?>"> <?php echo $ul_top_title; ?> </a> </li>
<?php 
$children = wp_list_pages('title_li=&sort_column=menu_order&child_of='.$parent.'&echo=0');
echo $children;
?>
</ul>
</div>
<?php endif; ?>

深入りして解説はしませんが、ざっと言うとまずいま表示しているのが親ページか子ページかを判別し、
親ページなら自分自身、子ページなら親のページIDを$parentにセットします。次に、$parentに子ページがあれば
サイドバークラスのdiv要素を挿入して、$parentの子供の一覧を挿入する。子ページがなければ何もいれない。
という感じになっています。詳しくは参考文献[3][4][5][6]あたりを御覧になるといいかも。

これでサンプルサイトで言うと、このような表示が実現できています。

Pages and Sub Pages

図1. サンプルサイトでの表示

WordPressのいいところはのひとつは、テンプレートにすきなようにPHPのコードをかけるところですね。ってあたりまえ?

参考文献

  1. Pages, WordPress Codex
  2. テンプレートタグ, WordPress Codex 日本語版
  3. Conditional Tags, WordPress Codex
  4. WordPressのサブページナビゲーションを動的にする方法, ブログヘラルド, 2007
  5. WordPressテーマ(テンプレート)カスタマイズのまとめ(日本語訳), 2008

MacBook AirでRemote Disc (DVD/CD共有)する方法

MacBook Airで「Remote Disc」(ほかのマシンのDVDかCDドライブを借りるやつ)をやろうとおもったら、
案外むづかしかったのでメモしておきます。

ヘルプをみると、DVD/CDドライブを提供するほうはMac OS X 10.4.10以上(Macの場合)とだけあり、いきなり
システム環境設定の共有で「DVD or CD Sharing」をオンするところから始まっていますが、ふつうの状態では
「DVD or CD Sharing」という項目はありません。まずそのためのソフトをインストールしないといけません。
MacBook Airに付属のリカバリディスクに入っているそうなんですが、そんなのもってあるいてねえよ! というかたが
大半だとおもいます。もちろん、アップルからダウンロード可能です。Appleのサイトの「DVD or CD Sharing Setup」からダウンロードしてください。Mac OS X 10.4.11または10.5.1以上です。10.4.10じゃなかったっけ? とおもいましたが、まあふつう10.4.11にしてるだろうから問題なしですね。

DVDorCDSharingSetup

図1. DVD or CD Sharing Setup

結構でかいですが、がんばってダウンロードしたら、「DVD/CDドライブを提供する側」にふつうにインストールしてください。インストールが終わるとリブートさせられます。

リブートが終わったら、「環境設定」の「共有」で「CD または DVD 共有」をオンにします。

System Preferences

図2. 環境設定の「共有」

これで準備はオッケー。あとはMacBook AirからDVDドライブを使えにいけばオッケーです。ファインダーのデバイスのなかにあるRemote Discをクリックして、「Ask to use」をクリック。

Ask-to-use

図3. つなぎまーっす

ドライブを提供する側で「了解」とすれば使えるようになります!

permit

図4. 「了解」

というわけで、おーっ!

DVD-icon

図5. DVDデター

これでMacBook AirにiWorkがインストールできますね!

参考文献

  1. DVD or CD Sharing Setup, Apple, 2008
  2. MacBook Air: Mac または Windows コンピュータでリモートディスクを使って DVD や CD を共有する方法, Apple, 2008
  3. MacBook Air: リモートディスクで DVD または CD を共有する, Apple, 2008

WordPressでRSSにページの更新も含めるプラグイン「Feed Control」

WordPressには「ページ」というふつうのブログのポストとは違う記事をかく方法があって、使い方によっては大変便利なのですが、
これがデフォルトではRSSに含まれません。「ページ」だけ、あるいは「ページ」と「ポスト」の両方をつかってサイトを作る場合、
これではこまってしまいますね。そんなときはfeed controlというプラグインをつかうといいですね。

使い方は簡単。

  1. feedcontrol_v1-0.zipをダウンロードする。
  2. zipファイルの中身を、インストールするWordPressのディレクトリのwp-content/plugins/以下に展開する。
  3. WordPressの管理画面の「プラグイン」でfeed controlを「有効」にする。
  4. 「設定」の「feed control」でfeed controlの設定をする。特に変更しなくてOK。
Feed Control

図1. 管理→Feed Control

すると…

Feed

図2. 「ページ」も含まれたRSS Feed

みごとに「ページ」もRSSに含まれています! って、 この画面では「ポスト」なのか「ページ」なのか、みただけではわかりませんが…ここにみえてるのはぜんぶ「ページ」ですね。

これは大変便利なのでみなさんもお使いになってみてくださいねー!

参考文献

  1. Feed Control, slipstream, 2006
  2. ページのRSS配信を可能にするプラグイン Feed Control, WordPress Go Go, 2007
  3. 早山高校(サンプルサイト)のフィード

WordPressでブログではないふつうのサイトを構築する

わけあって、WordPressをつかってふつうの(ブログでない)サイトを作ってみようとおもい、試しに作ってみました。

sample site

図1. サンプルサイト

名前とかはもちろん適当です。1人で2日間ぐらいでできちゃったんですが、「WordPressサイト構築スタイルブック」のサンプルを参考にさせていただいたのでそのはやさでできました。参考ていうか、そのまま? ^^; この本は非常に面白いので、お勧めします。わたしも買いました。

図2. WordPressサイト構築スタイルブック

もちろんまるごとおなじではなくて、「ページ」を使ってサイトを構築してるんだけども、サブページの一覧をだすようにしたり、
デフォルトではRSSにはポストだけしか含まないのを「ページ」を含むようにしたり、いろいろ変更してあります。おかげで、
WordPressのバックエンドやテンプレートタグの概要がつかめました。そのへんのTipsも稿を改めて書いておきますね。

参考文献

  1. WordPressサイト構築スタイルブック」のサンプル
  2. 国立谷山早山高等学校サイト(サンプル)
  3. WordPress.org

SATAケーブルの改修品

というわけで、SATAケーブルの交換されたものと交換前ので比べてみました。

SATA Cables

写真1. ケーブル比較。上が交換前、下が交換後。

上が交換前、下が交換後です。ぱっとみ、新しいほうにはケーブルにすじが入ってるのが目を引きますね。上の形状が普通のもの。すじが入ってるのは初めて見たね。SATAは7ピンで、グランドが3本、信号が作動の組がふたつで4本になってるんだけど、どうやってわかれてるのかね? このすじは信号の線のところまでは到達してないのかな。

コネクタをよく見てみると、

SATA Cables

写真2. コネクタ

交換後のほうにVSOと書いてある以外はほぼ同じに見えます。VSOっていうのは、台湾のVSO Electricという、ケーブルのメーカの名前みたい。

目視では違いはよくわかりませんでした。半年もたって不良が出始めるなんて、コンタクト部分の洗浄不良かね?

参考文献

  1. Serial ATA, wikipedia
  2. VSO Electric Co.LTD

atapiのエラーとSATAケーブルの不良

現在筆者は昨年(2007年)の10月に導入したvistaのマシンを50台ほど管理しているんですが、今年の3月ぐらいになって
起動しないマシンがぱらぱら増えてきました。chkdskをかけたりしていたのですが(参照: Vistaが起動しない!「回復コンソール」はどこ?)どうにも起動しないものがありますね。回復したマシンのイベントログをみてみると、連続的にatapiのエラーが出ています。vistaからついた新機能「サブスクリプション」でひとところにログを集めて、チェックする必要あるねこれは。

しかし、どうにも起動しないものがあるので修理にきてもらいました。NEC FLDG! その結果、悪いのはハードディスクではなく、SATAケーブル! とのこと。何台もSATAケーブルの不良で起動できなくなるなんて、ロット問題じゃないの….? ということで、現在健康なマシンも含めて、調査してもらっています。とりあえず起動しなくなるマシンだけケーブルを交換してもらいました。新しいケーブルは古いのと同じ品番のものではないらしい。改良されている? あとで写真を撮ってみようとおもいます。

Googleのひとが発表した論文の一覧

Googleのひとが発表した論文の一覧が「Papers Written by Googlers」こちらから見られます(参考文献[1])。発表年でならべかえることも可能です。2007年には181本出ていますね。なかなかすごい。まあ、Ph.D.ばかり採用しているそうですから、論文が書けて当然という気もするね。

カテゴリ別でみると、やっぱりDistributed Systems and Parallel Computingが面白そうですね。「Failure Trends in a Large Disk Drive Population」とかね。「Simple Efficient Load-Balancing Algorithms for Peer-to-Peer Systems」とか。しばらく楽しめそう。

でもあれだな、ざっとみると、査読つきのいわゆる論文誌は少なくて、国際学会と、あとはIEEE MICROとかComputerとかそういう雑誌が多い感じだね。大学とちがって、査読つきの論文の本数で評価されないからかな。参考文献[2]によると、「Googleで論文を書くのはどのくらいむづかしいの? とよくきかれるのだが、それはむづかしいという俗説を振り払っておきたい。出版物を出すのは簡単だし、オープンソースにコードをおくのも簡単だし、ひととしゃべるのも簡単だ」だそうです。企業秘密で発言を規制したりしませんよ、オープンですよー、といいたいんですね。なるほどね。ふつうの企業だとけっこううるさいからね。

しかしあれだね、ほかの企業もこうやって全社の出版物をまとめると「営利追求だけではなくて、人類の進歩に貢献していますよー」とアピールできて、いいですね!

参考文献

  1. Papers Written by Googlers, Google
  2. Can You Publish at Google?, Rich Gossweiler, Official Google Research Blog, 2008

Vistaが起動しない!「回復コンソール」はどこ?

筆者が管理するPCのうち48台が昨年の10月にリプレイスされて、Vistaになりました。運用直後に発生した本当の初期不良は音量調節のつまみが3つなかったぐらいで、ほかにはまったく不具合もなくなかなか優秀でした。しかし、運用開始から半年すぎて、ボチボチ障害が発生してきました。具体的には、このPCたちにはWindows Updateの自動実行とユーザー使用後の環境の復元の目的で富士通四国システムズの「瞬快」というのをいれているのだけど、そいつが起動時に「ファイルシステムにエラーがあるので、復元を停止してchkdskをかけてください」みたいなことをいいだすのだ。で、瞬快がシステムを復元しようとして失敗しているのか、起動後に非常に重くなり、ログインもリモート操作も不可になる。しかたないので電源を切ると、起動しなくなっちゃう。4月以降で48台中5台に発生しました。1割強。結構な比率だね。

まあふつうにかんがえればディスクの故障なんだろうけど、「瞬快」がわるさを働いている可能性も否定できない。ほかにもなんかいろいろおかしいのよね、この「瞬快」っていうソフト。ただ、chkdskをかけて元気に回復したマシンのイベントログを見てみると、atapiのエラーが出ているので、いまのところハードウェア故障を「瞬快」君がいち早く見つけてくれたのだろうと思うことにしています。いまのところ。

で、起動しなくなったVistaのマシンにchkdskをかける方法なんですが、XPの場合は「回復コンソール」というのを起動する必要がありました。XPの場合はこれがなかなかむづかしくて、以前記事に書いたのですが(Windows XPが起動しなくなったらまず試してみること – CHKDSK)、XPがメーカーのプレインストール版の場合、マイクロソフトから回復コンソールをダウンロードして、フロッピー6枚(いまどき!)に書き込んで使わないといけませんでした。さすがにあほくさいとおもったのか、Vistaでは改良してきましたね。

つまり、Vistaからは「回復コンソール」はなくなりました。かわりに「システム回復オプション」というのが用意されています。これは回復コンソールと同じように、Vistaのインストールディスクからも起動できますが、インストールディスクがない場合(つまりプレインストール版の場合)には、はじめからハードディスクに用意されている場合があります。起動時にF8をおすと、「詳細ブートオプション」という画面になります。ここに「コンピュータの修復」という項目があれば、それを選ぶことでシステム回復オプションを実行可能です。ない場合は、「[コンピュータの修復] がオプションとして一覧表示されない場合、コンピュータには、プレインストールされた回復オプションとして、[システム回復オプション] メニューが含まれていません」ということだそうです。じゃーどうすんのよー、というと、その場合は、PCのメーカーが「システム回復オプション」を起動するための方法を準備しているはず。筆者のPCでは、Cドライブ、Dドライブに続く3番目の隠れパーティションにそのためのisoイメージが入っていました。それを取り出して、CDにやいてそれで起動すればOK。つまりこういうことになります。

Vista「システム回復オプション」を起動する方法

  1. Vistaのインストールディスクを使って起動する。
  2. または、起動時にF8をおして「詳細ブートオプション」を出し、そこから起動する。
  3. または、PCのメーカーが用意する方法で「システム回復オプション」を起動するためのCDを作成し、利用する。

NECもF8の「詳細ブートオプション」に用意しといてくれりゃ便利でいいのに…

で、とりあえず無事「システム回復オプション」が起動したら、「スタートアップ修復」っていうのを実行すればいいみたい。手動でchkdskをかけたい場合は、「コマンド プロンプト」を選ぶとコマンドプロンプトが立ち上がるので、ふつうに chkdsk c: /r とかしておけばいいですね。

なお、故障5台中、2台はあまり調べずにハードドライブ交換(保証期間中なもんで ^^;)、1台は「スタートアップ修復」で修復され、1台はスタートアップ修復では治らず、かつchkdskでは異常がなかったのでシステムを再インストールして回復、1台はスタートアップ修復ではなおらず、システムの再インストールもできなかったのでハードドライブの故障と判断、修理待ちの状態です。

参考文献

  1. 瞬快, 富士通四国システムズ
  2. What happened to the Recovery Console?(日本語:
    回復コンソールの後継機能
    ), Microsoft
  3. Windows Vista のシステム回復オプションとは, Microsoft
  4. [システム回復オプション] メニューにアクセスするには(ポチッとすると詳細が表示されます), Microsoft

iWork ’08 を使ってみた

遅ればせながら、iWork ’08を買ったのでインストールしてみました。アイコンがかっこいいね!

iWork '08

図1. iWork ’08

iWork ’08にはご存知の通り、Keynote、NumbersとPagesの3つが入っています。Keynoteはプレゼンテーションソフトですね。MS OfficeでいうところのPowerPoint。Numbersは表計算ソフトでExcel相当、PagesはワープロでWord相当です。やはりもっとも興味があるのはNumbersです。というわけで試しに使ってみましたよー。

Numbers08

図2. Numbers version 1.0.2

シリアルナンバーが出ているのでハートマークで隠してみました♪

まあすでに知られているように、Numbersではひとつのシートの中に複数の表が入れられます。べんり! かも? ^^;

tables of Numbers

図3. ひとつのシートに複数の表

グラフも結構きれい。Excelみたいにあまりたくさんのバリエーションはないけど。まだversion 1.0.2だからね。

numbers graph

図4. 折れ線グラフ

Excelで重宝していたWEEKNUM関数がないとか、上向きにオートフィルできないとか、いろいろ不便な点は多いですが、とりあえずExcelなしでもくらせそうかな?