Googleのひとが発表した論文の一覧

Googleのひとが発表した論文の一覧が「Papers Written by Googlers」こちらから見られます(参考文献[1])。発表年でならべかえることも可能です。2007年には181本出ていますね。なかなかすごい。まあ、Ph.D.ばかり採用しているそうですから、論文が書けて当然という気もするね。

カテゴリ別でみると、やっぱりDistributed Systems and Parallel Computingが面白そうですね。「Failure Trends in a Large Disk Drive Population」とかね。「Simple Efficient Load-Balancing Algorithms for Peer-to-Peer Systems」とか。しばらく楽しめそう。

でもあれだな、ざっとみると、査読つきのいわゆる論文誌は少なくて、国際学会と、あとはIEEE MICROとかComputerとかそういう雑誌が多い感じだね。大学とちがって、査読つきの論文の本数で評価されないからかな。参考文献[2]によると、「Googleで論文を書くのはどのくらいむづかしいの? とよくきかれるのだが、それはむづかしいという俗説を振り払っておきたい。出版物を出すのは簡単だし、オープンソースにコードをおくのも簡単だし、ひととしゃべるのも簡単だ」だそうです。企業秘密で発言を規制したりしませんよ、オープンですよー、といいたいんですね。なるほどね。ふつうの企業だとけっこううるさいからね。

しかしあれだね、ほかの企業もこうやって全社の出版物をまとめると「営利追求だけではなくて、人類の進歩に貢献していますよー」とアピールできて、いいですね!

参考文献

  1. Papers Written by Googlers, Google
  2. Can You Publish at Google?, Rich Gossweiler, Official Google Research Blog, 2008

鳥取砂丘の「砂の美術館」へいってきました

先日、鳥取砂丘で開かれている「砂の美術館」をみてきました(参考文献[1])。

砂の美術館は、文字通り砂でつくった美術作品をみられるところです。砂と言えば砂丘、砂丘と言えば鳥取。なるほど。ちなみに2006年にイタリアルネサンスをテーマに開催したことがあるらしく、今回が2期目だそうです。2期目のテーマは「世界遺産・アジア編」。楽しみです。ちなみに入場料は、小中高200円、大人300円です。

で、この「砂の美術館」ですが、場所は鳥取砂丘です。お車でお越しの皆さんは、砂丘センターに車を止めたほうが砂の美術館には近いです。砂丘会館のほうに止めると、砂丘目当ての観光客がいっぱいですし、砂の美術館からは遠くなってしまいます。

The Sand Hill Center

写真1. 砂丘センター

こうしてみると、砂丘センターは結構すてきな建物ですね。ではさっそく、砂の美術館へいきましょう。まずはこれ。

The Chinese Wall

写真2. 万里の長城

万里の長城です。結構すごいです。英語で言うと「the chinese wall」(シナの壁)、シナ語では単に「長城」というようです。よくできているので、

The chinese wall and me

写真3. 万里の長城にいってきました!

こうやって記念撮影すると、本物みたいに見えますね!

非常にきれいにできているので、なんか特別な砂でつくったように見えますが、材料はその辺にいっぱいある普通の砂です。

sand and my shoe

写真4. 材料の砂

まじまじとみると、砂丘の砂は長石が多そうな色をしています。もちろん砂でつくっただけではすぐに崩れてしまうので、牛乳からつくった「のり」をしあげに何回も吹き付けてあるそうです。ちなみに鳥取砂丘は国立公園なので、砂の持ち出しは禁止ですよー。

さて、砂の彫刻ですがその他にもいろいろありました。全部で11作品ありますが、いくつかかいつまんでご紹介します。

兵馬俑

写真5. 兵馬俑

兵馬俑はもともと素焼きの人形なので、ほんとうにそっくりです。発掘途中ですね。腕なんか取れてる! これは、とれちゃったんじゃなくて、とれた状態で出土した様子につくってあるのです。当然か。なかなかすごい。

Buddhist monuments at Bamiyan

写真6. バーミヤンの大仏

いまはなきバーミヤンの大仏もこの通り復活しています。仏教徒のみなさんも喜んでいますよー。

they are 160cm tall

写真7. ホトケ様を拝む信者

いやはや芸が細かい。みなさんぜひ、会場に足を運ばれて実際にご覧ください。東京からだったら、羽田から飛行機で1時間、鳥取空港から会場までタクシーで20分ぐらいです。ちかいね。

jet flies over

写真8. 空港からも近いです

というわけで、せっかく砂丘までできたので、リフトに乗りました。砂丘センターは丘の上にあるので、砂丘までリフトがついているのだ。

Lift

写真9. 砂丘行きリフト

スキー場以外にあるリフトはこれしか知りません、わたしは。往復大人300円、子供200円です。ゴールデンウイークなので結構お客さんが多かったです。

car park

写真10. けっこうな人出

この写真は砂丘会館まえの駐車場ですが、こんでいますので、砂丘センターの方にとめるのをお薦めします。そして、おー、砂丘だー。

tottori sand hill

写真11. 砂丘!

足で斜面にイタズラ書きをするやつが話題になっていましたが、あんなもんはすぐに消えてしまいますね。それよりも、千代川の砂防ダムの方が砂丘によほど悪影響があります。いたずらがきは県の条例で禁止にするそうです。砂防ダムも禁止にしてほしい。

最後は砂丘センターの1階売店で「なしソフトクリーム」を食べてかえりました。250円。

nashi soft cream

写真12. なしソフトクリーム 250円

写真は「ミックス」です。なしとバニラのミックス。なかなかオイシかったです。

開催期間は来年の1月まで、30万人の入場を見込んでいるとのこと。9月には新しい彫刻が増えるようなので、またきてもいいなー。

planned construction site

写真13. 制作予定地

この時期の鳥取は、(晴れてさえいれば)さわやかで本当に気持ちいいので、みなさんにおすすめします。

参考文献

  1. 砂の美術館公式サイト

Mac OS X用のMSN Messenger(互換)ソフト Adium

メッセンジャー系のソフトウェアにはいろいろありますが、もっともユーザーが多そうなのがMicrosoftのMSN Messengerですね。Mac版はversion 6が公開されていますが、Windows版の最新版はWindows Live Messenger Version 2008というらしいです。2008のまえのバージョンがVersion 7ですから、Mac版はWindows版より2世代も古いことになります。

Mac版は古いので、いろいろな新しい機能(手書き送信とか)が動きません。それだけならいいんだけど、なんかあんまりメンテナンスもされていないので、いろいろおかしいかんじ。そこで、MacでMSN Messengerする場合は、Microsoft純正クライアントよりも、こちらをつかったほうがよいです。

adium

図1. Adium.app

しかもこのAdiumはMSN Messengerだけでなく、Yahoo!チャット(日本のも、米国のも)、Google Talkなどにも対応しています。よって、1つのクライアントで、同時に複数のサービスに接続して利用できます。便利すぎる!

対応表

図2. 対応表

インストールは簡単。Adiumのダウンロードのページから、目的のファイルをダウンロードします。dmgファイルになっているので、ダブルクリックしてマウントします。マウントしたものを開くと、次の図のようになっているので、左のアイコンを右のApplicationsのフォルダーにドラッグ&ドロップするだけで、インストール完了です。

Adium.dmg

図3. インストールします

あとは起動して、アカウントの設定をするだけ! アカウントの設定は、Adium → Preferences… → Accountで左下の「+」をおします。

account.jpg

図4. Preferences…

すると、図2の対応するアカウントの一覧が出てくるので、利用したいサービスのものを選びます。ここではMSN Messengerを選んでみます。するとアカウントの情報をいれる窓が出てきますので、入力します。

account2.jpg

図5. アカウントの設定画面

アイコンとか表示名とかの設定もできますが、とりあえず図にあるパスポートIDとパスワードだけ設定しておけばよいでしょう。

Statusメニューで状態を「Available」にすると、チャットができます!

chatting

図6. 会話中

見た目はすきなようにかえられます。MacでMSN Messengerなんかまだ使っている君、さっそくAdiumに変更しよう!

参考文献

  1. Mactopia Japan : Microsoft Messenger for Mac 6
  2. Adium

写真をメールすると自動で似顔絵をつくってくれるサイト

今日友人から教えてもらったのですが、写真を撮ってメールで送ると、似顔絵にしておくりかえしてくれるというサービスがあるそうです。似顔絵☆メールというところ。やり方は簡単で、携帯でもパソコンでも、写真を貼付してメールを送信するだけ。送信先は男性の方はmen3@kaome.netへ、女性の方はwomen3@kaome.netに送るだけです。サブジェクト(件名)に年齢を書くのを忘れずに。

kaome.net

図1. 似顔絵☆メール

似顔絵☆メールのつかいかた

  1. 写真を撮る。背景は無地で、顔は正面向きのほうがよい。
  2. メールを準備する。件名に年齢をいれて、写真を添付画像にする。携帯でもパソコンでもよい。
  3. 宛先は男性はmen3@kaome.net、女性はwomen3@kaome.netへメールを送る。
  4. 数分から数十分で返事が返ってくる。迷惑メールになっていることがあるので要注意。リクエストが殺到すると返信が遅くなるとのこと。気長に待つべし。

なんか、似顔絵☆メールのサイトの写真と似顔絵をみると、ちょーよくできてるじゃないですかー。これはきたいがもてますね。というわけで、さっそくやってみた。写真はMacについている「Photo Booth」というソフトでとりました。このソフトは背景の合成ができるので、背景を無地にするのが便利です! まず撮った写真がこれ。

me

写真1. ほんじつのわたくし

うーんなんか疲れたかおしてますね…としか! としのせいか! で、年齢38で送信してみました。20分後に返ってきた返事がこれ。

auto generated likeness

図2. にがおえ….?

なんか実物の方がかわいいんですけどー。ていうかなんかやせてて貧相じゃないですかこれ。年齢が若すぎたのか? (38は著者の実年齢です)。それから、フォトブースで撮影したのでもとの写真は左右が逆になってますね。鏡の状態。でも髪型はあってるし、しかももとの写真が左右反転になってるのを見抜いたのか、ちゃんとわけめがぎゃくになってます! なかなかすごい。

では、Photo Boothで左右反転を直して、年齢は45にしてやってみよう。もとの写真。

Photo 33.jpg

写真2. 2枚目…変わり映えしませんでしたね ^^;

なんかあまりかわりばえしなかったか。年齢は45で送信してみた。結果はこれ。

_1208925172_158.jpg

図3. ちょっとふけた…?

なんかかみがたがだめになりましたよー。口の横のシワが7歳分の年齢をあらわしている? ^^;

もとの写真が行けなかったのかなーと反省し、もっとダイナミックな表情をつけたものにしてみました。年齢は38に戻してみました。

Photo 34.jpg

写真3. がおっ

けっかはこちら。

_1208926263_393.jpg

図4. が、がおっ…?

おクチはいちおうひらきましたが、あとはなんかあまり変わりばえしないような… ^^;

みなさんもいろいろためしてみよー!

参考文献

PowerBook G4の無線LANの感度は悪い?

今まで気がついたことなかったのですが、ここのところ電界強度の十分でないところで使用する場面が多いせいか、
PowerBook G4の無線LANの感度が弱いのではないかと気がついてしまいました。

たとえばこんなかんじ。

wifi signal strength

図1. よわーい

Base Station IDは本当は表示されていますが、消してあります。こんな状態でも一応つながっているのが偉いところ(?)ですが、
すぐとなりで使用しているMacBook Airはバリ4状態です。なんで!

いままでぜんぜんしりませんでしたが、どうやらこの型のPowerBook G4は、アルミ筐体になって初めての型らしく、内蔵アンテナの設計がイマイチらしい。こまるね。

そんなことしらないからさ、出先のホテルでこんな立派な机があるのに、机では電波が届かない!

Regency Park Hotel

図2. すてきな机があるのに!

しょうがないので「なーんかこのホテルは、電波弱いなー」とかいいながらこんなことになってました!

wifi wave was weak

図3. ドアのそばでわびしく仕事!

ちゃんとした机があるのに、かなしすぎる! というわけで、対策はおいおい考えたいと思います ^^; まー、今後PowerBook G4をもって歩くこともないかもしれませんが…

参考文献

  1. 673:060531 MacBookとSkype, shiology, 2006

MacBook Airがきました(後編)

というわけで、後編です。箱を開けるところまでのMacBook Airがきました(前編)もごらんくださいね。

箱をものおきに片付けてみました。

MacBook Air unboxing

写真1. ものおきのなかのMacBook Air(箱だけ)

こうしてみると、ふつうの「パソコン」の箱よりかなり小さいのがよくわかります。

本体裏側はこんな感じです。

MacBook Air unboxing

写真2. 本体裏側

ゴムの足がかなり大きいです。1円玉ぐらいの大きさがありますね。いままでのふつうのちいさいやつだと、はがれてなくなっちゃうとかよくあったんですが、これならだいじょうぶそう。見た目的にも銀の筐体に黒で、いいアクセントになってますね。本体は透明プラスチックでくるまれています。

MacBook Air unboxing

写真3. 合意したものと見なされます

真ん中のシールをこのようにピリピリと破ると、アップルソフトウェア使用許諾契約書の拘束を受けることに合意することになるらしいです。

てもちのPowerBook G4 (15インチ)と比較してみました。

MacBook Air unboxing

写真4. PowerBook G4 (15インチ)とMacBook Air (13.3インチ)

表面の処理はPowerBookからそうかわってないですね。だいぶ使い込んでいるのでPowerBookのほうはぼろっちくなってますが、ならべてみると「ああMacBook Airもつかいこむとこういう感じにこすれたりよごれたりするのかなー」と想像がつきます。大きさはさほどかわらないかんじですね。というわけで、かさねてみました。

MacBook Air unboxing

写真5. 親PowerBookのうえに子MacBook Airのってー

下にPowerBook G4があるのがわかりますかね? でかけるときはいつもこのPowerBook G4 15インチを持って歩いていたので、私には違和感がないですが、ちいさいのもってたひとはちょっと大きく感じるかも。あつさが全然違うんだけどね。あつさの比較をするのはたいへんむづかしいのだが…まずはこの写真。

MacBook Air unboxing

写真6. 後ろの部分を比較

後ろの部分を比較するとこんな感じ。このヒンジにちかいあたりがMacBook Airでいちばん分厚いところです。このいちばんあついところとPowerBookを比較すると、ちょうどPowerBookのディスプレイをのぞいた部分と同じぐらいの厚さですね。これをみて「あんがい薄くないのね」という印象を持つ人もいるみたいです。しかし、MacBook Airは箱形でなく、上下左右どちらの方向にもなめらかな曲線を使っているので、実物を見たとき、もったときの印象はまったく異なります。薄いところでひかくするとこんなかんじ。

MacBook Air unboxing

写真7. 手前の部分を比較

手前の部分(使うときに手前に来るところ、パームリストのほう)で比較するとこんな感じです。だいぶ薄くなってますね。

今回写真を撮ってみてわかったのですが、MacBook Airの魅力がわかるように写真を撮るのは非常にむづかしいです。なぜなら、先ほども書いたようにMacBook Airは従来のパソコンのような箱形ではない。連続的に変化する曲線で構成されていて、それが魅力、うつくしいところなのですが、写真に撮るとよくわからないんですね。おそらく、見る側(私も含めて)に「パソコンは箱形である」という観念が確立していて、それが写真からMacBook Airのフォルムを想像するのを邪魔するのではないかと思うのです。

いまはかいどきではないとか、遅いとか、いろいろいわれるMacBook Airですが、一昔前(SE/30のころとか)と比較すると絶対的な価格も安いですし、G4と比較すれば十分にはやくて使用には問題がありません。価格性能比だけを考えれば第一の選択ではありませんが、美しいものが好きなかたにはおすすめします。MacBook Airはほんとうにうつくしいです。

MacBook Airがきました(前編)

MacBook Airが納品されました。いまさらなんだよ! ってきもしないでもないですが、開封レポートです。

まずは箱。

MacBook Air unboxing

写真1. 箱

かなり小さいです。パソコンの箱って感じではないです。これより一回り大きなふつうの段ボールに入って送られてきました。

MacBook Air unboxing

写真2. あけてみた

開封すると、いきなりMacBook Airが鎮座しております。

MacBook Airとその下にあるトレーをとり除くと…

MacBook Air unboxing

写真3. 電源アダプターと説明書

電源アダプターと、説明書やDVDの入った黒い箱が入ってます。黒い箱の中身はこんな感じ。

MacBook Air unboxing

写真4. 説明書とDVDとシールと掃除用のクロス

説明書、DVD、シールなどが入ってます。黒いのは掃除用の布です。その箱の下には、ディスプレイアダプタが2本はいっています。

MacBook Air unboxing

写真5. ディスプレイアダプタ

左がアナログ、右がデジタル用です。2本もついてるなんて親切ですね。

長くなったので続きは後編に譲りますが、iPod touchの箱もおなじでしたが箱がきれいですね。パソコンのはこでここまできれいなのはみたことがありません。箱だけでうきうきするなんてなかなかないねー。

というわけで続きはMacBook Airがきました(後編)でどうぞ。

参考文献

  1. iPod touch 到着! 開封!, がんちゃんのブログ, 2007

しばらく出かけていました

10日ほどバンコクとシンガポールに出かけていました。今回は初めて広島空港を使ってみました。うちからは近くて便利。関空が遠すぎるんだよ!

International Departure

写真1. 広島空港

飛行機にのるのはいつでも楽しいですねえ〜

wing and clouds

写真2. 雲の上を飛ぶA320

バンコクで見かけた解体現場。落っこちそうになってます。タイ人の通行人が10人ぐらい期待に満ちた目でみてました。

destraction

写真3. おっこちそう

道ばたで食べる食事もオツでございますね。

kway teow nam tok

写真4. クイティアオナムトック屋

kway teow nam tok

写真5. そこでたべたクイティアオナムトック

ホテルは、今回は3000円 -> 4500円 -> 7500円 -> 1万円 -> 2.5万円と徐々にグレードアップ。

Rex Hotel 304

写真6. Rex Hotel 3000円。プールあり、朝食付き。

Siam Beverly 618

写真7. Siam Beverly Hotel 4500円。プール有り、朝食なし。

Regency Park 429

Regency Park Hotel 7500円。プール有り、朝食付き。

Rembrandt Hotel 502

Rembrandt Hotel 10000円。プール有り、朝食付き。

swissotel merchant court singapore 1147

Swissotel Merchant Court (Singapore) 2.5万円。プール有り、朝食付き。

みかえしてみると、今回はあまり写真がありませんね…

旅行にいくとよく歩くせいか、10日間で体重1kg減、体脂肪率1.0%減でした。筋トレは旅行中1回しかできなかったので、ちょっとムズムズしてます。

ZiPhone 2.5でiPod touch 1.1.4を簡単jailbreak

先日1.1.1にもどらなくなっちゃったので1.1.3のままただの音楽プレーヤー(?)として使っていたiPod touchですが、ファームウェア1.1.4もでて、しかもそのままjailbreakできるソフトがあるとのことなのでさっそく試してみました。脱獄するにはまず、ファームウェアを1.1.1にもどしてー、そのためにはiTunesをふるいのにもどしてー、とか、たいへん面倒くさい! 1.1.4のまま脱獄できるなんて、便利ですね。そのためにはZiPhoneというソフトを使うのですが、なんかiPod touchの個体によってはうまくいかないのもあるそうです。とりあえずうちのは問題ありませんでした。うまくいかない問題はZiPhoneの作者のかたが現在解析中とのこと。

ではまず、iPod touchを1.1.4にしておきます。普通にiTunesでアップデートすればOKです。

そのつぎに、ZiPhone’s blogのページでZiPhone 2.5をダウンロードします。ちょっとわかりにくいですが、広告の下、本文の上あたりに「Download ZiPhone」というリンクがあるのでそれをポチとして、出て来たページでWindows版なりMac版なりをクリックします。なんか足し算みたいな絵になってます。ただし、MacのSafariだとうまくダウンロードできませんでした。tbzという拡張子がわからないみたいで、なかみがブラウザに表示されちゃいます。わたしはしょうがないのでFirefoxをつかってダウンロードしました。LeopardのSafariだと問題なくダウンロードできるという報告もあります。

ダウンロードしたファイルはこんなかんじ。

tbz.jpg

図1. tbzファイル

このアーカイブをダブルクリックすると展開できます。できない場合はSTUFFIT EXPANDERをインストールしましょう。展開できるとこんな感じになります。

ZiPhone.jpg

図2. ZiPhone.app

これをダブルクリックすると、ZiPhoneが立ち上がります。

ZiPhone2.jpg

図3. ZiPhone起動

あとはiPod touchをつないで、「Jailbreak」というボタンを押すだけ。数分でJailbreak完了! スプリングボードにインストーラーがあらわれるのであとはお好きにして下さい!

iPod touch 1.1.4 jailbroken

図4. iPod touch firmware 1.1.4 脱獄完了!

いやはや、かんたんすぎる!

参考文献

  1. ZiPhone’s Blog
  2. 1.1.4 Jailbreakを実現するZiPhone 2.5リリース, ipod plus, 2008

winmail.datはgmailかyahoo mailで読むことができます

ときどき添付ファイルが「winmail.dat」というへんてこなファイル名になっていて、どうにも読めないことがあります。これは、Outlookで「リッチテキスト形式」で送信するとこういう変なものになるらしい(参考文献[1])。こまったもんです。

これを読めるようにするツールもあるようですが、こんな変なものを読むだけのためのソフトウェアをインストールするのはいやですね。それにWindowsだけじゃなくて、MacやLinuxやNetBSDやiPhoneも使っている場合、いちいちそれ用のソフトを使っている最中のマシンにインストールするのもいやです。でも大丈夫。なにもインストールしなくても、これを簡単に読むための方法があるんです。単にgmailかyahooメールに転送すればいいとのこと(参考文献[2])。というわけで実際にやってみた。

私はOutlookはもっていないので、winmail.datで送られてきたメールを持っている人に転送してもらいました。winmail.datだけ転送してもらったので、いったん保存して、それをmewというMUAでふたたび添付して自分宛に送信しました。なぜmewかというと、ファイルを添付したときにファイルの種類を「application/ms-tnef」にする必要があるからです。ふつうのメイラーではファイルの種類を変更するのがむづかしいんですね。たとえば、gmailでwinmail.datファイルを普通に添付すると「application/octet-stream」になってしまいます。直接Outlookのひとからwimail.datが送られてきた場合は、ふつうのメイラーを使ってメールをまるごとgmailかyahooメールにフォワードすればいいはずです。

まずgmailの場合を見てみましょう。当然ですが受信はできていますね。

gmail

図1. gmailでwinmail.datを受信

ところが表示もダウンロード後のファイルもwinmail.datのままで読むことができませんでした。なぜだ!

winmail.jpg

図2. gmailでは失敗

しょうがないので、yahooメールに転送してみました。

yahoo mail

図3. yahooメールに転送

こっちは添付ファイルをダウンロードしようとするとapplication/ms-tnefであると認識しています。ファイル名も表示されていませんね。

yahoo2.jpg

図4. yahoo メールではapplication/ms-tnefと認識

これをダウンロードするとファイル名が「winmail.dat」ではなくなっています。ShowLetterというファイル名になりました。yahooメールの仕様なのか、そういうファイル名で元の送信者が送ってきていたのかはわかりません。

success.jpg

図5. ShowLetter

このファイルを開いてみると、ふつうのテキストファイルとして読むことが出来ました。パチパチ! というわけで、もしwinmail.datが送られてきたら、

  1. 送られてきたメールをそのままgmailかyahooメールに「転送」する。
  2. gmailやyahooメールから添付ファイルを「ダウンロード」する。
  3. そうすると、普通に読める形式のファイルとしてダウンロードされる。

こんなかんじで処理しましょう! でも、gmailではよめないかも。

参考文献

  1. 受信者が WinMail.dat ファイルが添付されたメッセージを受信する, Outlook 2007 のヘルプと使い方(Microsoft)
  2. Winmail.datファイルを読むには、Gmailを使おう!, TechCzar.com, 2008