Googleのひとが発表した論文の一覧

Googleのひとが発表した論文の一覧が「Papers Written by Googlers」こちらから見られます(参考文献[1])。発表年でならべかえることも可能です。2007年には181本出ていますね。なかなかすごい。まあ、Ph.D.ばかり採用しているそうですから、論文が書けて当然という気もするね。

カテゴリ別でみると、やっぱりDistributed Systems and Parallel Computingが面白そうですね。「Failure Trends in a Large Disk Drive Population」とかね。「Simple Efficient Load-Balancing Algorithms for Peer-to-Peer Systems」とか。しばらく楽しめそう。

でもあれだな、ざっとみると、査読つきのいわゆる論文誌は少なくて、国際学会と、あとはIEEE MICROとかComputerとかそういう雑誌が多い感じだね。大学とちがって、査読つきの論文の本数で評価されないからかな。参考文献[2]によると、「Googleで論文を書くのはどのくらいむづかしいの? とよくきかれるのだが、それはむづかしいという俗説を振り払っておきたい。出版物を出すのは簡単だし、オープンソースにコードをおくのも簡単だし、ひととしゃべるのも簡単だ」だそうです。企業秘密で発言を規制したりしませんよ、オープンですよー、といいたいんですね。なるほどね。ふつうの企業だとけっこううるさいからね。

しかしあれだね、ほかの企業もこうやって全社の出版物をまとめると「営利追求だけではなくて、人類の進歩に貢献していますよー」とアピールできて、いいですね!

参考文献

  1. Papers Written by Googlers, Google
  2. Can You Publish at Google?, Rich Gossweiler, Official Google Research Blog, 2008

Vistaが起動しない!「回復コンソール」はどこ?

筆者が管理するPCのうち48台が昨年の10月にリプレイスされて、Vistaになりました。運用直後に発生した本当の初期不良は音量調節のつまみが3つなかったぐらいで、ほかにはまったく不具合もなくなかなか優秀でした。しかし、運用開始から半年すぎて、ボチボチ障害が発生してきました。具体的には、このPCたちにはWindows Updateの自動実行とユーザー使用後の環境の復元の目的で富士通四国システムズの「瞬快」というのをいれているのだけど、そいつが起動時に「ファイルシステムにエラーがあるので、復元を停止してchkdskをかけてください」みたいなことをいいだすのだ。で、瞬快がシステムを復元しようとして失敗しているのか、起動後に非常に重くなり、ログインもリモート操作も不可になる。しかたないので電源を切ると、起動しなくなっちゃう。4月以降で48台中5台に発生しました。1割強。結構な比率だね。

まあふつうにかんがえればディスクの故障なんだろうけど、「瞬快」がわるさを働いている可能性も否定できない。ほかにもなんかいろいろおかしいのよね、この「瞬快」っていうソフト。ただ、chkdskをかけて元気に回復したマシンのイベントログを見てみると、atapiのエラーが出ているので、いまのところハードウェア故障を「瞬快」君がいち早く見つけてくれたのだろうと思うことにしています。いまのところ。

で、起動しなくなったVistaのマシンにchkdskをかける方法なんですが、XPの場合は「回復コンソール」というのを起動する必要がありました。XPの場合はこれがなかなかむづかしくて、以前記事に書いたのですが(Windows XPが起動しなくなったらまず試してみること – CHKDSK)、XPがメーカーのプレインストール版の場合、マイクロソフトから回復コンソールをダウンロードして、フロッピー6枚(いまどき!)に書き込んで使わないといけませんでした。さすがにあほくさいとおもったのか、Vistaでは改良してきましたね。

つまり、Vistaからは「回復コンソール」はなくなりました。かわりに「システム回復オプション」というのが用意されています。これは回復コンソールと同じように、Vistaのインストールディスクからも起動できますが、インストールディスクがない場合(つまりプレインストール版の場合)には、はじめからハードディスクに用意されている場合があります。起動時にF8をおすと、「詳細ブートオプション」という画面になります。ここに「コンピュータの修復」という項目があれば、それを選ぶことでシステム回復オプションを実行可能です。ない場合は、「[コンピュータの修復] がオプションとして一覧表示されない場合、コンピュータには、プレインストールされた回復オプションとして、[システム回復オプション] メニューが含まれていません」ということだそうです。じゃーどうすんのよー、というと、その場合は、PCのメーカーが「システム回復オプション」を起動するための方法を準備しているはず。筆者のPCでは、Cドライブ、Dドライブに続く3番目の隠れパーティションにそのためのisoイメージが入っていました。それを取り出して、CDにやいてそれで起動すればOK。つまりこういうことになります。

Vista「システム回復オプション」を起動する方法

  1. Vistaのインストールディスクを使って起動する。
  2. または、起動時にF8をおして「詳細ブートオプション」を出し、そこから起動する。
  3. または、PCのメーカーが用意する方法で「システム回復オプション」を起動するためのCDを作成し、利用する。

NECもF8の「詳細ブートオプション」に用意しといてくれりゃ便利でいいのに…

で、とりあえず無事「システム回復オプション」が起動したら、「スタートアップ修復」っていうのを実行すればいいみたい。手動でchkdskをかけたい場合は、「コマンド プロンプト」を選ぶとコマンドプロンプトが立ち上がるので、ふつうに chkdsk c: /r とかしておけばいいですね。

なお、故障5台中、2台はあまり調べずにハードドライブ交換(保証期間中なもんで ^^;)、1台は「スタートアップ修復」で修復され、1台はスタートアップ修復では治らず、かつchkdskでは異常がなかったのでシステムを再インストールして回復、1台はスタートアップ修復ではなおらず、システムの再インストールもできなかったのでハードドライブの故障と判断、修理待ちの状態です。

参考文献

  1. 瞬快, 富士通四国システムズ
  2. What happened to the Recovery Console?(日本語:
    回復コンソールの後継機能
    ), Microsoft
  3. Windows Vista のシステム回復オプションとは, Microsoft
  4. [システム回復オプション] メニューにアクセスするには(ポチッとすると詳細が表示されます), Microsoft

iWork ’08 を使ってみた

遅ればせながら、iWork ’08を買ったのでインストールしてみました。アイコンがかっこいいね!

iWork '08

図1. iWork ’08

iWork ’08にはご存知の通り、Keynote、NumbersとPagesの3つが入っています。Keynoteはプレゼンテーションソフトですね。MS OfficeでいうところのPowerPoint。Numbersは表計算ソフトでExcel相当、PagesはワープロでWord相当です。やはりもっとも興味があるのはNumbersです。というわけで試しに使ってみましたよー。

Numbers08

図2. Numbers version 1.0.2

シリアルナンバーが出ているのでハートマークで隠してみました♪

まあすでに知られているように、Numbersではひとつのシートの中に複数の表が入れられます。べんり! かも? ^^;

tables of Numbers

図3. ひとつのシートに複数の表

グラフも結構きれい。Excelみたいにあまりたくさんのバリエーションはないけど。まだversion 1.0.2だからね。

numbers graph

図4. 折れ線グラフ

Excelで重宝していたWEEKNUM関数がないとか、上向きにオートフィルできないとか、いろいろ不便な点は多いですが、とりあえずExcelなしでもくらせそうかな?

さくらのレンタルサーバーにRuby on Rails 2.0.2をインストールする方法

数日前、読者のかたからメールをいただきました。「rubygemsが1.1.1になっており、記事通りにしてもインストールできない」とのことでした。前の記事さくらのレンタルサーバーにRuby on Railsをインストールする方法を書いてから、9箇月たちまして、Ruby on Railsもrubygemsも新しいバージョンがでています。前の記事を書いたときと状況がかわっているので、今のバージョンでのインストールの方法を新たにまとめてみました。

インストールするのは次のものです。

  • rubygems 1.1.1
  • Ruby on Rails 2.0.2

例によって、rubyは標準のものを使用します。最新版は1.8.7が現在preview2 ですが、標準でインストールされているのは1.8.5です。確認しておきます。

% ruby --version
ruby 1.8.5 (2006-08-25) [i386-freebsd6]

railsをいれるまえに、rubygemsをイントールします。2008年5月時点での最新版は1.1.1です。バグも修正されたようで、以前よりインストールが簡単になっています。ふつうに$HOME以下にインストールすればOK。$HOME/src以下にrubygemsのソースコードをもってきます。$HOME/srcがなかったらこの機会に作ってしまおう。

% mkdir $HOME/src
% cd $HOME/src
% ftp http://rubyforge.org/frs/download.php/35283/rubygems-1.1.1.tgz
Requesting http://rubyforge.org/frs/download.php/35283/rubygems-1.1.1.tgz
Redirected to http://rubyforge.rubyuser.de/rubygems/rubygems-1.1.1.tgz
Requesting http://rubyforge.rubyuser.de/rubygems/rubygems-1.1.1.tgz
100% |*************************************|   413 KB   85.21 KB/s    00:00 ETA
423308 bytes retrieved in 00:04 (85.21 KB/s)

tar+gzipを展開して、その中に移動し、早速インストール。標準だと/usr/local/以下にインストールされるようですが、さくらのレンタルサーバーではもちろんそんなところにインストールできないので、$HOME以下にインストールするよう、オプションをつけます。

% tar zxf rubygems-1.1.1.tgz
% cd rubygems-1.1.1
% ruby setup.rb --prefix=$HOME
mkdir -p /home/narak/lib
mkdir -p /home/narak/bin
install -c -m 0644 rubygems.rb /home/narak/lib/rubygems.rb
...
RubyGems installed the following executables:
 /home/narak/bin/gem18

If `gem` was installed by a previous RubyGems installation, you may need
to remove it by hand.

gem18という名前で$HOME/binの下にインストールできたようなので、確認します。その前に$HOME/binがコマンドサーチパスに入っていないひとは、入れておきます。railsは$HOME/lib/ruby/gem/binにはいるので、そっちもついでに追加。$HOME/.cshrcに次のように書いておきます。

set path = (/sbin /bin /usr/sbin /usr/bin ...(中略)... $HOME/bin $HOME/lib/ruby/gem/bin)

ついでに$HOME/.cshrc中で環境変数RUBYLIBとGEM_HOMEも指定しておきます。rubygems.rbがインストールされる場所が変わったので、RUBYLIBもちょっとかわっています。

setenv RUBYLIB $HOME/lib
setenv GEM_HOME $HOME/lib/ruby/gem

できたらsourceして、インストール直後はコマンドサーチパス内にあってもみつからないので、rehashしてからバージョンの確認。

% source $HOME/.cshrc
% rehash
% gem18 --version
1.1.1

できました。つづいてrailsのインストール。 railsは$HOME/lib/ruby/gem/binの下にインストールされます。コマンドドサーチパスにはすでにはいってますね? railsのインストールは簡単。

% gem18 install rails --include-dependencies

できたらrehashしてバージョンの確認。

% rehash
% rails --version
Rails 2.0.2

できた! だいぶ簡単になりましたねー。

参考文献

  1. rubygems
  2. Ruby on Rails
  3. オブジェクト指向スクリプト言語 Ruby
  4. さくらのレンタルサーバにRuby on Railsをインストールする方法, がんちゃんのブログ, 2007

Mac OS X用のMSN Messenger(互換)ソフト Adium

メッセンジャー系のソフトウェアにはいろいろありますが、もっともユーザーが多そうなのがMicrosoftのMSN Messengerですね。Mac版はversion 6が公開されていますが、Windows版の最新版はWindows Live Messenger Version 2008というらしいです。2008のまえのバージョンがVersion 7ですから、Mac版はWindows版より2世代も古いことになります。

Mac版は古いので、いろいろな新しい機能(手書き送信とか)が動きません。それだけならいいんだけど、なんかあんまりメンテナンスもされていないので、いろいろおかしいかんじ。そこで、MacでMSN Messengerする場合は、Microsoft純正クライアントよりも、こちらをつかったほうがよいです。

adium

図1. Adium.app

しかもこのAdiumはMSN Messengerだけでなく、Yahoo!チャット(日本のも、米国のも)、Google Talkなどにも対応しています。よって、1つのクライアントで、同時に複数のサービスに接続して利用できます。便利すぎる!

対応表

図2. 対応表

インストールは簡単。Adiumのダウンロードのページから、目的のファイルをダウンロードします。dmgファイルになっているので、ダブルクリックしてマウントします。マウントしたものを開くと、次の図のようになっているので、左のアイコンを右のApplicationsのフォルダーにドラッグ&ドロップするだけで、インストール完了です。

Adium.dmg

図3. インストールします

あとは起動して、アカウントの設定をするだけ! アカウントの設定は、Adium → Preferences… → Accountで左下の「+」をおします。

account.jpg

図4. Preferences…

すると、図2の対応するアカウントの一覧が出てくるので、利用したいサービスのものを選びます。ここではMSN Messengerを選んでみます。するとアカウントの情報をいれる窓が出てきますので、入力します。

account2.jpg

図5. アカウントの設定画面

アイコンとか表示名とかの設定もできますが、とりあえず図にあるパスポートIDとパスワードだけ設定しておけばよいでしょう。

Statusメニューで状態を「Available」にすると、チャットができます!

chatting

図6. 会話中

見た目はすきなようにかえられます。MacでMSN Messengerなんかまだ使っている君、さっそくAdiumに変更しよう!

参考文献

  1. Mactopia Japan : Microsoft Messenger for Mac 6
  2. Adium

写真をメールすると自動で似顔絵をつくってくれるサイト

今日友人から教えてもらったのですが、写真を撮ってメールで送ると、似顔絵にしておくりかえしてくれるというサービスがあるそうです。似顔絵☆メールというところ。やり方は簡単で、携帯でもパソコンでも、写真を貼付してメールを送信するだけ。送信先は男性の方はmen3@kaome.netへ、女性の方はwomen3@kaome.netに送るだけです。サブジェクト(件名)に年齢を書くのを忘れずに。

kaome.net

図1. 似顔絵☆メール

似顔絵☆メールのつかいかた

  1. 写真を撮る。背景は無地で、顔は正面向きのほうがよい。
  2. メールを準備する。件名に年齢をいれて、写真を添付画像にする。携帯でもパソコンでもよい。
  3. 宛先は男性はmen3@kaome.net、女性はwomen3@kaome.netへメールを送る。
  4. 数分から数十分で返事が返ってくる。迷惑メールになっていることがあるので要注意。リクエストが殺到すると返信が遅くなるとのこと。気長に待つべし。

なんか、似顔絵☆メールのサイトの写真と似顔絵をみると、ちょーよくできてるじゃないですかー。これはきたいがもてますね。というわけで、さっそくやってみた。写真はMacについている「Photo Booth」というソフトでとりました。このソフトは背景の合成ができるので、背景を無地にするのが便利です! まず撮った写真がこれ。

me

写真1. ほんじつのわたくし

うーんなんか疲れたかおしてますね…としか! としのせいか! で、年齢38で送信してみました。20分後に返ってきた返事がこれ。

auto generated likeness

図2. にがおえ….?

なんか実物の方がかわいいんですけどー。ていうかなんかやせてて貧相じゃないですかこれ。年齢が若すぎたのか? (38は著者の実年齢です)。それから、フォトブースで撮影したのでもとの写真は左右が逆になってますね。鏡の状態。でも髪型はあってるし、しかももとの写真が左右反転になってるのを見抜いたのか、ちゃんとわけめがぎゃくになってます! なかなかすごい。

では、Photo Boothで左右反転を直して、年齢は45にしてやってみよう。もとの写真。

Photo 33.jpg

写真2. 2枚目…変わり映えしませんでしたね ^^;

なんかあまりかわりばえしなかったか。年齢は45で送信してみた。結果はこれ。

_1208925172_158.jpg

図3. ちょっとふけた…?

なんかかみがたがだめになりましたよー。口の横のシワが7歳分の年齢をあらわしている? ^^;

もとの写真が行けなかったのかなーと反省し、もっとダイナミックな表情をつけたものにしてみました。年齢は38に戻してみました。

Photo 34.jpg

写真3. がおっ

けっかはこちら。

_1208926263_393.jpg

図4. が、がおっ…?

おクチはいちおうひらきましたが、あとはなんかあまり変わりばえしないような… ^^;

みなさんもいろいろためしてみよー!

参考文献

WordPressにGoogle Analyticsのトラッキングコードを追加する方法

全然更新してないけど、実験用のWordPressのサイトにGoogle Analyticsのコードを追加してみました。画像はflickrにおいたものを使ってるんだけど、flickrのstatみるとそこそこアクセスがあるようなので。

ふつうに(?)ga.jsっていうトラッキングコードを埋め込んでもいいんだけど、せっかくなのでPluginを使ってみることにしました。今回つかってみたのはUltimate Google Analyticsというプラグインです。ではさっそくインストールの方法。

  1. まず、Google Analyticsのアカウントをとります。
  2. Ultimate Google AnalyticsのZIPファイルをダウンロードします。2008年4月現在の最新版は1.6.0です。ダウンロードはUltimate GAのダウンロードの章からどうぞ。
  3. ZIPファイルを展開するとでてくるphpファイルを、WordPressがインストールされているディレクトリの下にある
    wp-content/plugins ディレクトリの下にコピーします。
  4. WordPressの管理画面 (通常 http://あなたのblog.com/wp-admin です)に行き、「Plugins」タブでUltimate Google Analyticsを「Activate(有効に)」します。
  5. Ultimate Google Analyticsが有効になっていると「Options」タブの下に「Ultimate GA」というタブができるので、ここで設定をします。とりあえず「Account ID」だけ設定すればよいでしょう。Account IDはGoogle AnalyticsのアカウントのIDです。UA-999999-9というようなフォーマットをしています。UA-999999の部分がアカウントのIDで、最後の一桁がWebサイトごとにつけられた番号だと思われます。

なお、すでにGoogle Analyticsに登録してあるwebサイトのAccount IDの確認の方法がわかりにくくなっています。Analyticsにログインして、「Analytics 設定」→ webサイトのリストの右側にある「編集」→ 上部に出てくる「(ステータスを確認) 」でそのWebサイトのトラッキングコードが表示されます。そのなかにUA-999999-9というフォーマットのIDがあるはずですので、それをつかってください。

google analytics

図1. Google AnalyticsのAccount ID

これだけでとりあえず完了です。あとはGoogle Analyticsがレポートをアップデートするのをまつだけです。Google Analyticsのアップデートは、今のところ24時間ぐらいかかっているようです。

参考文献

PowerBook G4の無線LANの感度は悪い?

今まで気がついたことなかったのですが、ここのところ電界強度の十分でないところで使用する場面が多いせいか、
PowerBook G4の無線LANの感度が弱いのではないかと気がついてしまいました。

たとえばこんなかんじ。

wifi signal strength

図1. よわーい

Base Station IDは本当は表示されていますが、消してあります。こんな状態でも一応つながっているのが偉いところ(?)ですが、
すぐとなりで使用しているMacBook Airはバリ4状態です。なんで!

いままでぜんぜんしりませんでしたが、どうやらこの型のPowerBook G4は、アルミ筐体になって初めての型らしく、内蔵アンテナの設計がイマイチらしい。こまるね。

そんなことしらないからさ、出先のホテルでこんな立派な机があるのに、机では電波が届かない!

Regency Park Hotel

図2. すてきな机があるのに!

しょうがないので「なーんかこのホテルは、電波弱いなー」とかいいながらこんなことになってました!

wifi wave was weak

図3. ドアのそばでわびしく仕事!

ちゃんとした机があるのに、かなしすぎる! というわけで、対策はおいおい考えたいと思います ^^; まー、今後PowerBook G4をもって歩くこともないかもしれませんが…

参考文献

  1. 673:060531 MacBookとSkype, shiology, 2006

Tiger/Leopardに携帯電話のBluetoothを使ってファイルを転送する方法

Bluetoothのついている携帯電話から写真などのファイルをMacに転送するには、Bluetoothでやるのが大変便利です。ケーブルもいちいちつながなくていいので。ただ、TigerまでとLeopardでBluetoothのファイル転送を許す設定の方法が変わっているので、メモしておきます。

Tiger (Mac OS X 10.4) の場合

Tigerの場合は、「システム環境設定」から「Bluetooth」を開き、一番右の「Sharing」タブを押します。その画面で「Bluetooth File Exchange」の左にふたつあるチェックボックスのうち左側をOnにします。右のチェックボックスは「ペアリング」(ブルートゥース機器とMacの間で認証が済んでいないと機能しなくなるオプション)です。こちらはとりあえずOffでよいと思います。

Bluetooth File Transfer Setting on Tiger

図1. Tigerの設定

「Bluetooth File Transfer」と「Bluetooth File Exchange」のふたつは名前が似ていますが、「Transfer」のほうはブルートゥース機器のほうからMacのファイルをアクセスするための機能で、「Exchange」の方がブルートゥース機器のファイルをMacへ転送するための機能です。お間違えのないよう。

Leopard (Mac OS X 10.5) の場合

ではさっそく、Leopardでも同じ事をしてみましょう。「システム環境設定」の「Bluetooth」を開いてみます。

System Preferences -> Bluetooth

図2. Leopardのシステム環境設定「Bluetooth」…あれ?

あれなんかちがうような…? 実はLeopardではここじゃなくて、こっちらしい。システム環境設定の「Sharing」を開き、左側の最下段にある「Bluetooth Sharing」です。

System Preferences -> Sharing

図3. 正解はこちら、システム環境設定「Sharing」

「Bluetooth Sharing」の左にあるチェックボックスを「On」にして機能を有効にします。「Bluetooth Sharing」の項目を選ぶと、右側に設定の詳細が出ますので、そちらで設定します。「When receiving items:」の方がTigerでいう「Bluetooth File Exchange」の方です。ブルートゥース機器からファイルをMacに送る方ですね。その下の「When other devices browse:」のほうがTigerでいう「Bluetooth File Transfer」つまりブルートゥース機器がMacにあるファイルを閲覧する機能です。

図のように「When other devices browse:」のほうはペアリングが必要な設定にしておいた方が安全かもしれません。

MacBook Airがきました(後編)

というわけで、後編です。箱を開けるところまでのMacBook Airがきました(前編)もごらんくださいね。

箱をものおきに片付けてみました。

MacBook Air unboxing

写真1. ものおきのなかのMacBook Air(箱だけ)

こうしてみると、ふつうの「パソコン」の箱よりかなり小さいのがよくわかります。

本体裏側はこんな感じです。

MacBook Air unboxing

写真2. 本体裏側

ゴムの足がかなり大きいです。1円玉ぐらいの大きさがありますね。いままでのふつうのちいさいやつだと、はがれてなくなっちゃうとかよくあったんですが、これならだいじょうぶそう。見た目的にも銀の筐体に黒で、いいアクセントになってますね。本体は透明プラスチックでくるまれています。

MacBook Air unboxing

写真3. 合意したものと見なされます

真ん中のシールをこのようにピリピリと破ると、アップルソフトウェア使用許諾契約書の拘束を受けることに合意することになるらしいです。

てもちのPowerBook G4 (15インチ)と比較してみました。

MacBook Air unboxing

写真4. PowerBook G4 (15インチ)とMacBook Air (13.3インチ)

表面の処理はPowerBookからそうかわってないですね。だいぶ使い込んでいるのでPowerBookのほうはぼろっちくなってますが、ならべてみると「ああMacBook Airもつかいこむとこういう感じにこすれたりよごれたりするのかなー」と想像がつきます。大きさはさほどかわらないかんじですね。というわけで、かさねてみました。

MacBook Air unboxing

写真5. 親PowerBookのうえに子MacBook Airのってー

下にPowerBook G4があるのがわかりますかね? でかけるときはいつもこのPowerBook G4 15インチを持って歩いていたので、私には違和感がないですが、ちいさいのもってたひとはちょっと大きく感じるかも。あつさが全然違うんだけどね。あつさの比較をするのはたいへんむづかしいのだが…まずはこの写真。

MacBook Air unboxing

写真6. 後ろの部分を比較

後ろの部分を比較するとこんな感じ。このヒンジにちかいあたりがMacBook Airでいちばん分厚いところです。このいちばんあついところとPowerBookを比較すると、ちょうどPowerBookのディスプレイをのぞいた部分と同じぐらいの厚さですね。これをみて「あんがい薄くないのね」という印象を持つ人もいるみたいです。しかし、MacBook Airは箱形でなく、上下左右どちらの方向にもなめらかな曲線を使っているので、実物を見たとき、もったときの印象はまったく異なります。薄いところでひかくするとこんなかんじ。

MacBook Air unboxing

写真7. 手前の部分を比較

手前の部分(使うときに手前に来るところ、パームリストのほう)で比較するとこんな感じです。だいぶ薄くなってますね。

今回写真を撮ってみてわかったのですが、MacBook Airの魅力がわかるように写真を撮るのは非常にむづかしいです。なぜなら、先ほども書いたようにMacBook Airは従来のパソコンのような箱形ではない。連続的に変化する曲線で構成されていて、それが魅力、うつくしいところなのですが、写真に撮るとよくわからないんですね。おそらく、見る側(私も含めて)に「パソコンは箱形である」という観念が確立していて、それが写真からMacBook Airのフォルムを想像するのを邪魔するのではないかと思うのです。

いまはかいどきではないとか、遅いとか、いろいろいわれるMacBook Airですが、一昔前(SE/30のころとか)と比較すると絶対的な価格も安いですし、G4と比較すれば十分にはやくて使用には問題がありません。価格性能比だけを考えれば第一の選択ではありませんが、美しいものが好きなかたにはおすすめします。MacBook Airはほんとうにうつくしいです。