MacでVIDEO_TSをDVDに焼く方法

先日、友人からDVDをもらったのですが、再生できませんでした。なんでかなー、とおもって、Macでみてみるとこんな感じ。

$ ls -l /Volumes/DVD-ROM/
ls: VIDEO_TS: Permission denied

Permission denied? しょうがないのでsudoしてみると

$ sudo ls -l /Volumes/DVD-ROM/
Password:
total 8
dr--r--r--  2 4294967295  nogroup  4096 Apr  9  2007 VIDEO_TS

うーん、ディレクトリに実行権限がついていないようです。なんでこうなちゃったんでしょうか。このままでは実行権限をつけられないので、行ったんローカルディスクにコピーします。/tmpにでもコピーしてみましょうか。

$ cd /tmp
$ sudo cp -r /Volumes/DVD-ROM/VIDEO_TS .
Password:

コピーできたら確認して、chmodします。

$ ls -ld VIDEO_TS
dr--r--r--  27 root  wheel  918 Aug 31 14:42 VIDEO_TS/
$ sudo chmod -R +x VIDEO_TS

これで準備完了です。あとはこのVIDEO_TSフォルダをDVDに焼くだけですが、Macで焼く場合は、
Burnというソフトで焼くといいらしい。

インストールしたら、環境設定。「Video」の「General」で「Region」を「NTSC」に。

さらに「DVD」タブで「Use DVD Theme:」のチェックをオフ。

環境設定ができたらあとは焼くだけです。「Video」タブで「DVD-Video」を選んで、さらに「+」ボタンでコピーした「VIDEO_TS」を指定します。

準備できたら「Burn」ボタンをポチ。

ということで焼けましたー 🙂 しかしなんで実行権限のないDVDができちゃったのか… ^^;

参考文献

  1. Burn
  2. Bunを使ったDVDの焼き方, macな日々

今日のハイライト

「パスワードがわからなくなった」と持ち込まれたPC (Powered by Windows XP)をophcrackにかけたら、Administratorのパスワードがついてないってことが2秒で判明したのが本日のハイライトです ^^;

ことえりで普通の文字を入力するkenicパッチのインストーラーをリリース

2011.9.5 追記: kenic パッチインストーラーは 10.6 Snow Leopard と 10.7 Lion に対応しています。

ご好評頂いております、ことえりで普通の文字を入力するための通称「kenicパッチ」ですが、インストールが少しめんどうなのが難点でした。このたび、インストーラーを作成しましたのでご紹介します。

ダウンロードはこちらからです。対応OSはMac OS X 10.5 および 10.6 です。

kenic patch installer 1.0

内容は以前のものと変わりません。ことえりの日本語入力モードにおいても、数字、アルファベット、一部の記号類が変なほうの文字「123abc%$」ではなく、まともな文字「123abc%$」で入力されるようになります。

インストールのしかたは簡単です。上記のリンクからdmgファイルをダウンロードして、開くとこうなります。

kenic patch pkg

図1. kenic patch インストーラーの pkg ファイル

さらにこれをダブルクリックして開くと、インストーラーが起動します。

kenic patch installer

図2. kenic patch インストーラー

あとは指示に従って進めていき、最後に再起動して終了です。おたのしみあれ。

参考文献

iPhone用ファームウェア2.2.1リリース

iPhone用のファームウェア2.2.1がリリースされましたね。

2.2.1

図1. 2.2.1

どうも、主にバグ修正みたいですね。さっそくインストールしてみました!

iPhone 2.2.1

図2. About画面

どこがかわったか、といわれるとよくわかりません… ^^;

WordPressで保存された履歴を削除し、さらに履歴を保存する数を制限もしくは無効にする方法

WordPressから記事をExportして、さらにImportすることがあります。WordPressでは、Exportすると
xmlのファイルになるのですが、これがサイズが大きいことがあります。中を見てみると、過去の版(履歴)も含まれています。
これは、exportしてimportしたときに、前のサイトでの編集の履歴までインポートできるので、便利な機能ではあるのですが、
記事を書いている最中にマメに「保存」「保存」とするとどんどん版がふえて、エクスポートファイルのサイズも
どんどん大きくなってしまいます。そこで、サイズの削減のために過去の履歴を削除することを考えてみます。

削除は簡単で、mySQLのサーヴァーに接続して下のコマンドを実行します。

DELETE FROM wp_posts WHERE post_type="revision";

テーブル名「wp_posts」は該当するものにかえてください。「接頭辞_posts」の形式です。重要なデータの場合は、念のため
実行する前にテーブルをバックアップしたほうがいいでしょうね。

ちなみに、あるサイトでこれを実行したところ、18MBあったエクスポートファイルが3.4MBになりました。1/6!

そもそも、なんでこんなにたくさんリビジョンを保存するのであろうか。必要あるのかしら? と思われた向きには、
保存する履歴の数を指定する機能があります。ただしWordpress 2.6以降のみ? 調査はしていません。

その方法は wp-config.phpに次のような行を追加するだけ。

define('WP_POST_REVISIONS', 数);

「数」に数字をいれると、その数だけにリビジョンが制限されます。0やfalseにするとリビジョンを保存する機能が
無効になるようです。

いやー、こんな定数があるなんて知らなかった…WordPressにはまだまだおもしろい機能がたくさんありそうです。

参考文献

  1. How to delete existing WordPress post revisions stored/saved, My Digital Life, 2008
  2. Disable and turn off post revisions tracking in wordpress 2.6 or above, My Digital Life, 2008
  3. How to store every post revisions on each auto save in wordpress with limit on versions count, My Digital Life, 2008

Blogger(blogspot.com)をよそへリダイレクトする方法

ウェブのURLを変更する場合、301リダイレクトをすると検索エンジンが「URLが変更になったんだな」と認識してくれることになっていますが、Bloggerからよそへひっこす場合、定番の.htaccessを使った方法やPHPのスクリプトを使う方法がつかえません。かわりの方法を試してみたのでメモしておきます。

手順は以下のとおり。

  1. 移転元のBloggerから、移転先のWordpressへ記事をインポートしておく。パーマリンクも同じにしておく。
  2. Bloggerの「レイアウト」「HTMLの編集」で、<header>と</header>の間に下記の2行をいれる。
    <meta content='0;url=http://your.new.blog.domain.com/newdir/' http-equiv='refresh'/>
    <meta name="ROBOTS" content="NOINDEX, NOFOLLOW"/>
    
  3. 同じくBloggerの「レイアウト」「HTMLの編集」で、「<b:section class=’main’ id=’main’ showaddelement=…」のすぐあとに以下のコードをいれる。
    <b:widget id='Redirector' locked='true' title='Blog Posts' type='Blog'>
    <b:includable id='main'>
    <b:if cond='data:blog.pageType == "item"'>
    <b:loop values='data:posts' var='post'>
    <script type='text/javascript'>
    var new_page=&#39;your.new.blog.domain.com/newdir/&#39;;
    var permalink = &#39;<data:post.url/>&#39;;
    var timestamp = &#39;<data:post.timestampISO8601/>&#39;;
    timestamp = timestamp.split(&#39;-&#39;);
    timestamp = timestamp[0]+&#39;/&#39;+timestamp[1];
    new_page = permalink.replace(/youroldblog.blogspot.com/20[0-9]{2}/[0-9]{2}/,new_page+timestamp);
    document.location.href = new_page;
    </script>
    </b:loop>
    </b:if>
    </b:includable>
    </b:widget>
    

このコードでは移転元と移転先のパーマリンクがwordpressでいうところの「/%year%/%monthnum%/%postname%.html」であるということを前提としています。ちがう場合は、timestampあたりを適当に修正してください。このコードは参考文献[1]をベースに、おかしいところを多少変更しました。

「1.」が案外むづかしい。ふつうにインポートすると、パーマリンクが保存されません。記事の数が多い場合は困るね。要検討です。

「2.」の meta http-equiv=’refresh’は正確には301リダイレクトにはなりませんが、Yahoo!やGoogleは転送前の時間が0または1の場合は301として、それより大きい場合は302として扱うそうです(参考文献[2])。なので、これでよしとしよう。

というわけで、ためしにやってみました。http://unixjp.blogspot.com/2006/05/blog-post.htmlにアクセスすると、http://narak.jp/wptest/2006/05/blog-post.htmlへリダイレクトされるようにしました。Google/Yahoo!が301扱いを
してくれているかどうかはわかりませんが….

参考文献

  1. How To Redirect Blogger Beta To WordPress.Com, laffers.net, 2007
  2. 301 Moved Permanentlyでウェブサイトを転送する方法, たんきゅうラボ, 2006

2008-2009年末年始の移動

このブログの読者の皆さん、あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

というわけで、今年も年末年始は実家めぐりをしてきました。例によってガーミンのハンディGPSでとった移動の軌跡はこちら。

driving route: okayama - tottori - nagoya

図1. 2008-2009 移動の軌跡

いつのまにかGoogle Earthでgpxファイルが読めるようになっていたので、gpsbabelでガーミンからMacに取り込んだgpxファイルをそのままGoogle Earthに読み込まて、ゴニョゴニョしてできたのがこの画像です。青が2008年12月29日の岡山→鳥取、赤が2009年1月2日の鳥取→名古屋、オレンジが2009年1月5日の名古屋→岡山です。赤い線が琵琶湖の北から米原あたりまでとぎれているのは、ガーミンの電池がきれちゃったからです!

去年の年末年始の移動と比較すると、
多少経路がちがいますね。いちばんちがうのは愛知県から岡山県へ帰る経路で、今年は新名神が開通しているのでそちらを通りました。
経路で言うと、東名阪→新名神→名神→京滋バイパス→名神→中国道→山陽道です。新名神は設計速度がちがうので、大変快適でいいです。
去年とちがって途中で食事をしなかったのもあって、1時間以上短縮の3時間10分ぐらいで到着できました。青の岡山→鳥取は昼食込みで4時間弱、赤の鳥取→名古屋はトイレ休憩のみで7.5時間です。

ことしも鳥取では雪が降りましたが、去年と比較すると少なめ。

car and snow

写真1. デミオに雪

そんなわけで、今年は(も?)道中の積雪はまったく問題ありませんでした。しかし、今年はカメラをもって行くのを忘れたので写真があまりない! iPhoneしかなかったので…

stuffit.comが消滅、smithmicro.comへのリダイレクトに

今日気がついたんですが、いつのまにかstuffit.comがなくなっていました。で、smithmicro.comへのリダイレクトになっていて、
なんだそれ? 社名はAlladinじゃないの? とおもったら、Aladdin Systemsは2004年にAladdin Knowledge Systemsという他の会社から
なまえがかぶってるで! と言う訴訟を起こされて、Allume Systems
って言う名前に変更になってたらしい。知らなかった。さらにAllume Systemsは2005年にSmith Micro Softwareに買収された。えー、ぜんぜん知らなかった ^^;

Smith Micro Softwareってのは、FAXstfを作ってた会社らしい。これまた懐かしいかんじ。いまはもうMac OS Xの標準機能でFaxがついてますから、そういうソフトウエアは必要ないですね。

そんなわけでRARをMac OS Xで展開(解凍)する
内容が古くなっていたので、アップデートしておきます。ときどきチェックしないとダメだな ^^;

参考文献

  1. Smith MicroがAllume Systemsを買収, MAC REVIEW, 2005

installation error with cocoa emacs

MacPortsでcocoa版emacsをインストール…できない?

よくみてみたら、手元のマシンにMacPortsのemacsが入っていなかったので、何となく入れてみることにした。
ほかのemacsがインストールされてるから、emacsそのものはもう入ってるんだけど。いまはいってるのは
どうやってインストールしたものだったかはわすれた。たしか、MacPortsじゃなくて、gnuからもってきて自分で
コンパイルしたやつだったかな?

インストールは簡単。「$ sudo port install emacs-app 」だもんね。ちょーかんたん。って….あれ?

$ sudo port install emacs-app
--->  Fetching emacs-app
--->  Verifying checksum(s) for emacs-app
--->  Extracting emacs-app
--->  Configuring emacs-app
--->  Building emacs-app
Error: Target org.macports.build returned: shell command " cd "/opt/local/var/macports/build/_opt_local_var_macports_sources_rsync.macports.org_release_ports_aqua_emacs-app/work/emacs-23.0.0_NS-9.0rc3/nextstep" && ./compile " returned error 1
Command output:       _tty_raw_cursor_to in term.o
      _tty_raw_cursor_to in term.o
      _tty_clear_to_end in term.o
      _tty_clear_to_end in term.o
      _tty_clear_to_end in term.o
      _tty_clear_frame in term.o
      _tty_clear_frame in term.o
      _tty_clear_frame in term.o
      _tty_clear_end_of_line in term.o
      _tty_clear_end_of_line in term.o
      _tty_clear_end_of_line in term.o
      _tty_clear_end_of_line in term.o
      _tty_ins_del_lines in term.o
      _tty_ins_del_lines in term.o
      _tty_ins_del_lines in term.o
      _tty_ins_del_lines in term.o
      _tty_ins_del_lines in term.o
      _tty_ins_del_lines in term.o
      _tty_ins_del_lines in term.o
      _tty_ins_del_lines in term.o
      _tty_ins_del_lines in term.o
      _reset_sys_modes in sysdep.o
ld: symbol(s) not found
collect2: ld returned 1 exit status
make[1]: *** [temacs] Error 1
make[1]: *** Waiting for unfinished jobs....
make: *** [src] Error 2
*** Compilation failed. ***
Please examine the above output to determine what went wrong,
edit the configure options in this script ('compile') to fix it, and rerun.

Error: Status 1 encountered during processing.

いやん、なんでコンパイルできないのかしら…? ほかのマシン(iMac G5, MacBook Air)では問題なくできたんだがなあ。
考えられるのは、成功したマシンははじめから10.5、今回失敗したマシンは10.4からアップグレードした10.5ってことぐらいかな?
まあ、emacsがないわけじゃないからいいかとりあえず… ^^;

参考文献

  1. GNU Emacs, The GNU Operating System
  2. The MacPorts Project

nfsで公開されているディレクトリをLeopardでマウントする方法

nfsで公開されているディレクトリをMac OS X でマウントする場合、以前はNetinfoを利用して設定をしたようですが、
LeopardではNetinfoがなくなってしまったので、手順がかわりました。作業をまとめておきます。

LeopardではNetinfoがなくなってしまったので、「Directory Utility」を使ってマウントします。場所はApplications→Utilities→Directory Utilityです。

directory utility

図1. Directory Utility.app

Directory Utilityを起動したら、右下の「Show Advanced Settings」を押します。すると上にオプションが出ます。

Directory Utility

図2. Directory Utilityが起動したら「Show Advanced Settings」を押す

Directory Utility

図3. すると上にオプションが出ます

つづいて「Mounts」というのをポチッとします。

Directory Utility

図4. Mountsオプション

ここで自動的にNFSをマウントするための設定をします。下の鍵マークをクリックすると管理者のパスワードを聞かれるので、入力します。そのあと「+」ボタンをおすと、次の画面になります。

Directory Utility

図5. NFSのマウントの設定画面

ここでなかほどにある「Advanced Mount Parameters」をクリックして、マウントオプションを入れられるようにします。

Directory Utility

図6. マウントオプションの欄を表示にする

さあこれで準備はできました。あとはNFSのexport元と、マウントするディレクトリを入力します。このときのポイントは、「Ignore “set user ID” privileges」(=nosuid)をオンにするのはよくある設定ですが、ついでに「-P」を指定すること。これは
resvportと同等で、1024番以下のポートを利用するようにするオプションです。たいていのNFSサーバーはデフォルトで
セキュアポート(=1024番以下)のポートを使わないと接続できないように設定されていますが、Leopardでマウントする側は
デフォルトでは1024番以上を使うようになっています。そのため、このresvportまたは「-P」を設定しないとマウントできません。
ここ重要。

Directory Utility

図7. いろいろ入力

できたら、「Verify」して「Apply」します。NFSのサーバー名やディレクトリ名がちがっていると、エラーが出るので修正します。

これでNFSで公開されているディレクトリがマウントされるのですが、マウントするのがホームディレクトリの場合、
uidがおなじじゃないとうまくいきません。NISで共有できればいいんだけど、とりあえずNISを使わずに同じにしておく方法を
紹介しておきます。

まず、あらかじめ「Terminal」を開いておきます。ここも重要。これをやらないと、そのユーザーでログインできなくなる可能性がありますので要注意。

次に「System Preferences」の「Accounts」をひらいたら左下の鍵マークをクリックし、管理者のパスワードを入力しておきます。そして、NFSを公開している元とおなじuidにしたいユーザーをコントロール+クリック。するとコンテクストメニューがでて、
「Advanced Options…」というのが選べるので選びます。すると図8のような画面が出ますね。

Accounts

図7. 左のアカウントの一覧のところで、コントロール+クリックして「Advanced Options…」をえらぶと

Accounts

図8. こんな画面が出ます

ここで「User ID」をNFSサーバー上のuidと同じにします。そのあと「OK」をクリック。

できたら、さきほどひらいたTerminalで「chown -R .」します。ホームディレクトリのファイルを
あたらしいuidの所有物にします。できたらリブートすれば完成!

デスクトップにでもショートカットをおいておくと便利かも!