System Profiler をコマンドラインで

Mac OS XにSystem Profiler.appというソフトがあります。Applications/Utilities/System Profiler.appにありますので、ここからでも起動できますし、その他にもアップルメニューの「About This Mac」で出てくるウインドウ(写真1)で「More Info…」ボタンを押しても起動します。

Mac OS X 10.4.10 comes here

写真1. About This Mac

System Profilerが起動するとこんな感じです(写真2)。

system_profiler.jpg

写真2. System Profiler.app

マシン名やモデル、CPUの数、メモリの量などいろいろなことが分かって便利です。ただ、これは
ふつうのアプリケーションなので、リモートからネットワーク越しに情報をみるのがむつかしいですね。
これをコマンドラインでとれると便利かもしれない。そういうのないのー、とおもって調べたら、
ありました。その名も”system_profiler”。フルパスでいうと /usr/sbin/system_profiler です。

使い方ですが、指定するのは2つだけ。出力フォーマットと、とる情報のタイプです。出力
フォーマットのほうは、なにも指定しなければインデントで成形されたプレインテキストで
出てきます。オプション”-xml”をつけるとXMLで出てきます。

取得する情報のタイプは、指定しなければ全部の情報がとれます。うちでは1108行も出てきました ^^; 引数として”dataType”を指定すると、そのセクションだけ情報をとることができます。dataTypeには
たとえばSPHardwareDataTypeなどがあります。可能なdataTypeの一覧はオプション”-listdatatypes”を
つけると見ることができます。データタイプの一覧はうちではこんな感じでした。


Available Datatypes:
SPHardwareDataType
SPNetworkDataType
SPSoftwareDataType
SPParallelATADataType
SPAudioDataType
SPBluetoothDataType
SPDiagnosticsDataType
SPDiscBurningDataType
SPFibreChannelDataType
SPFireWireDataType
SPDisplaysDataType
SPMemoryDataType
SPPCCardDataType
SPPCIDataType
SPParallelSCSIDataType
SPPowerDataType
SPPrintersDataType
SPSerialATADataType
SPUSBDataType
SPAirPortDataType
SPFirewallDataType
SPNetworkLocationDataType
SPModemDataType
SPNetworkVolumeDataType
SPApplicationsDataType
SPExtensionsDataType
SPFontsDataType
SPFrameworksDataType
SPLogsDataType
SPPrefPaneDataType
SPStartupItemDataType

うちではこうでしたが、マシンやOSによってちがうかもしれません。で、うちのマシンのプロファイルはというと、こんな感じ。実行したコマンドは”system_profiler SPHardwareDataType SPSoftwareDataType”です。


Hardware:

    Hardware Overview:

      Machine Name: PowerBook G4 15"
      Machine Model: PowerBook5,2
      CPU Type: PowerPC G4  (1.1)
      Number Of CPUs: 1
      CPU Speed: 1.25 GHz
      L2 Cache (per CPU): 512 KB
      Memory: 2 GB
      Bus Speed: 167 MHz
      Boot ROM Version: 4.7.1f1
      Serial Number: V740395ENRX

Software:

    System Software Overview:

      System Version: Mac OS X 10.4.10 (8R218)
      Kernel Version: Darwin 8.10.0
      Boot Volume: Macintosh HD
      Computer Name: xxx
      User Name: xxx

一部伏せ字にてお送りしております。15インチのPowerBookなのと、そのモデルが”PowerBook5,2″と
いうのがわかりますね。せっかくネットワーク越しでもとれるので、学校においてあるiMacのプロファイルもとってみた。


Hardware:

    Hardware Overview:

      Model Name: iMac
      Model Identifier: iMac4,1
      Processor Name: Intel Core Duo
      Processor Speed: 1.83 GHz
      Number Of Processors: 1
      Total Number Of Cores: 2
      L2 Cache (per processor): 2 MB
      Memory: 2 GB
      Bus Speed: 667 MHz
      Boot ROM Version: IM41.0055.B08
      SMC Version: 1.1f5
      Serial Number: W86030YBU2R

Software:

    System Software Overview:

      System Version: Mac OS X 10.4.10 (8R2218)
      Kernel Version: Darwin 8.10.1
      Boot Volume: Macintosh HD
      Computer Name: xxx
      User Name: xxx

こうしてみると、Intel用のと、PowerPC用のとでMac OS Xのバージョンもびみょうに違うし、カーネルもマイナー番号が違うんだなあ。へー。というわけでみなさんもプロファイルをとってみよう!

参考文献

  1. man 8 system_profiler, 2003

Graphic Converterのダイアログの日本語はイマイチ

Lamkesoftという会社のGraphicConverterというソフトがあります。「Photo Editing」のためのソフトで、まあPhotoshopと似たような目的のソフトです。
PowerBook G4には本体にバンドルされていて無料で使えて、そこそこ便利に使っていたんですが、
Intel iMacにはついてこなかったので、自分でインストールして使っていました。
25 euroの有料ソフトですが、お金を払わなくても試用可能です。ただし、お金を払っていない場合は、
起動時にダイアログがでて、30秒待たなくちゃいけない。これがそのダイアログ。

GraphicConverter Dialogue in English

1992年からとはまた古いですね。私が初めてMacを買ったのは1993年の春でしたが、それより古い。そんなころにあったかなあ…ぜんぜん知らなかったね。

ダイアログそのものはまあとくにどうということもなく、よくあるふつうのものですね。これは英語版ですが、これとは別に日本語版もある。日本語版とか英語版とかじゃなくて、配布物はひとつで、System Preferences -> International で選ばれた言語で表示するようにすればよさそうなもんだが、いまのところ言語別のバージョンを配布中だ。そして、OSの言語が英語でも、日本語版はメニューが日本語ででます。OSの言語が日本語でも、英語版は英語でメニューが表示されます。そして、これがその日本語版のダイアログ。

GraphicConverterダイアログ日本語

なんかつっこみどころが…

  1. 「著作権」?
  2. 「(c)」?
  3. 「試用バージョン」?
  4. 450日「も」つかわれています

順番に見ましょう。(1)の「著作権」と(2)の(c)。英語版はCopyrightと©です。この表示は、自動的に著作物の著作権が認められる「無方式主義」の国(日本など)の著作物が、公的機関や公証人などにより著作物を登録をして初めて著作権が認められる「方式主義」の国で(1989年以前の米国など)、その国の方式にのっとって登録されていなくても著作権が認められるために表示するマークです(参考文献[1])。©がでる場合は©を使い、技術的に困難な場合(そういう文字がないなど)は(c)という表記でもいいということになっています。Macの場合©は出せるんだから、©をつかえばいいのに、なんで(c)をつかってるんだろう? 「Copyright」の方は©表示があればそれだけでよく、「Copyright」という表記はあってもなくてもよい。つまりオマケみたいなもん。だから「Copyright」でなくて「著作権」と表記してあっても良い。しかし上記の©を表示する理由から考えて、わざわざ「Copyright」を「著作権」と日本語にする意味はあるんだろうか? 日本人向けに書いてるんだろうか?

つぎに(3)の「試用バージョン」。これはよくない。英語版は「Try it」(試用する、試す)となっています。ほかのふたつのボタンは「購入する…」「コードを入力する…」と動作を表す表現になっているのに、なぜかここだけ「試用バージョン」。試用バージョンを「ダウンロードする」のか「試用する」のかわからない。わざわざここだけ変な訳にすることないのに。

(4)の『このソフトウェアは既に450日もつかわれています!』。英語版は「You’ve been using this software for 450 days!」。「既に」とか「も」とかいうニュアンスはないだろ…もっとふつうに訳せんのか! 日本語の方は「既に」450日「も」使ってるんだから、いいかげん買ってくださいよー、というふうにきこえますね。とてもなれなれしく、そしてたいへん貧乏くさい。

他にも「!」じゃありませんよ、とか、「文書による許可云々」の文がへんですよ、とか、いろいろありますね。というわけで直してみた。勝手に!

GraphicConverterダイアログ日本語修正版

だいぶましになった。しかしこの日本語版、だれが訳したんだろ? ほかのところの翻訳はみてないけど、このぶんだとそっちも怪しそうだなー。

参考文献

  1. 著作権と「マルC」

Mac OS X のTextEditがutf-8を判別できない件

ふだんコーディングはEmacsを使っているんですが、印刷ができないので、印刷するときはTextEdit(テキストエディット)を使っています。今日、気がついたんだけど、utf-8で日本語を書いているファイルを普通にTextEditで開くと化けますね。Preferences…でみると、「Open」するときのエンコードがデフォルトでは「Automatic」になってるんですが、これだと自動判別に失敗しているっぽい。「Automatic」から「utf-8」にすると文字化けせずにひらけます。でもねえ、utf-8のファイルばかり扱ってるわけじゃないからこまりますね。せめて、ひらいたあとエンコーティングを変えられればいいんだけど、そういうコマンドはないみたい。ひらいたあとじゃなくて、ひらくときにダブルクリックじゃなくて、File->Open…でひらくようにすると、ファイル選択のダイアログのところで、エンコーディングがえらべます。それもめんどうだし…なんとかなりませんか? ^^;

またwireless mightymouse のボタンが押せない

またもWireless MightyMouseのボタンが押せない。System Preference -> Keyboard & Mouse でみると、電池は 2/5 のこってる。もーなんだ! とりあえず電池かえてみた。電池の蓋を開けるとコネクションが切れるので、電池を入れ替えて、蓋を閉めて、System Preferenceの「Bluetooth」で再認識。これでいつものようになおる。なんだろうなー

指定されたストリームの種類は認識されません

今朝、ひさしぶりにMacでwmvのファイルをみようと思ったら、Windows Media Playerが「指定されたストリームの種類は認識されません」だって。なんじゃそりゃ。ちなみに英語だと”The specified stream type is not recognized.” いつからみられなくなったんだろ? Mac OS X 10.4.9 (PPC)です。

Windows Media Playerを再インストールしてみたけどだめ。うーん…となやんだが、Flip4MacというQuickTime用のWindows Mediaコーデックをインストールしたら、QuickTime Playerでみられるようになった。ふー。Windows Media Playerは動作が鈍いので、こっちのほうがいいね ^^;

参考文献

2007/7/15追記:なんか音声が再生されない問題が出ています。のちほど追求します。


iBook (G3) を外部ディスプレイにつなぐ方法

前回買ったtoto BIGは外れました。ワハハ。

ところで、先日ふるいふるいiBook(G3)を外部ディスプレイにつなごうとしてシックハックしたので、ここにメモを残しておきます。

  1. 関係あるかどうかわからないが、まずはソフトウェアアップデートをかけて、OSを最新の状態にしておく。2007年5月現在、Mac OS X 10.4.9が最新。
  2. 電源を切る。
  3. ディスプレイアダプターをMacに差して、電源を入れる。
  4. ディスプレイアダプターの先にディスプレイをつなぐ。

いずれにせよ、iBook (G3)は2画面で使うことはできません。「ミラーリング」のみです。そのため、外部ディスプレイをつないでもSystem Preferencesの「Displays」には出てきません。ソフトウェア的には特になにも操作することなく、ディスプレイアダプタをMacに差してから、電源を入れるだけ。これでなにもいわなくても外部ディスプレイにミラーリングされます。こんな簡単なことに半日かかった ^^;;


マウスのボタンが押せなくなった

iMac w/ intel core duo 17inch + HHKB + Bluetooth Mighty Mouseで使ってるんですが、週末にMac OS Xのアップデートがでていたので、今朝適用しました。ドキュメントにある通り2回再起動して無事10.4.8になりました。で、そのあと2時間ほどつかっていたら、急にマウスで操作できなくなりました。ポインタは動くんだけど、クリックできない。OSがホゲってるのかなあと思い、しょうがないのでキーボード操作でターミナルを起動して、sudo shutdown -r nowしました。しかし治らず。手持ちの有線Mighty Mouseをつないだら動く。じゃあ、マウスの故障なのかと思い、電池を一個抜いてみたらマウスの接続が切断されたので、電池を戻して、システム環境設定→マウス→Bluetoothでマウスを再登録したら無事なおりました。なんだろ? ^^;;